2012年06月26日
花緒を作っていて。
恒例の仕事となってきた、小物作り。
今日は以前、職人さんへ出していた生地が花緒になって、
帰ってきました。
『雲龍の花緒;お太鼓付近を使用。。』
最初は、『帯地を切るなんて・・・。』という感じでしたが、
出来の良い、思い通りの花緒が上がって来たり、なんかすると、
『作って良かった〜。』となり、
最後は『同じ感じの花緒がもう一本欲しいな。』となることもあります。
帯地はもちろん、帯一本の長さで完成品ですが、ほとんど例外なく、
いい帯というモノはどこを取っても(トリミングしても)、
いい雰囲気を漂わせます。
また、どれだけ短い尺(たとえば、ハギレでも)でも、
『この帯はあの帯のこの辺りの部分だな』と判別できます。
不思議です。
今でもわざわざ帯を切りたくは無いですが、経糸の残糸で織ることや
どうしようも無いキズ物などは、置いていても仕方がないので、
こういった小物にかわっていきます。
たまに、『この帯のB反があったら、バッグにしてほしい。』
ということを言われますが、そう簡単にタイミング良く、
上手くは行きませんが、最近になって大変気持ちはよく分かります。