2012年09月07日
しぼ織り依頼・・・。
社内でしぼ織りの依頼がありました。
『しぼでこんな感じの柄を作ってほしい。』
というものです。
『しぼ織り目出し』
モノづくりするスタッフは数人いますが、
全員が全員全部の組織を知っているわけではないので、
社内でもこんな依頼が来ます。
それ以外にも、『どうしてもこの織物は苦手・・・』というものもありますし、
『何回やっても思ったとおりにならん!』という相性の悪いのもあります。
通常メーカーはそんなに沢山の織組織を持っているわけではないので、
うちのこんな悩みは、とても贅沢ですが・・・。
そんなわけで、幾つか依頼を受けた柄を帯にしていきますが、
自分のイメージに無いものなので、今日は織物の基礎部分(地)の所で、
すり合わせを行なっていました。
写真で言うと、左から菱になったもの、縦に流れたもの、ランダムになったもの、
などありますが、図案を見ながら、どんな地が馴染むのか、考えます。
まず、最初の部分ですが、人のイメージに乗っかる帯ですので、
丁寧に、『こんな感じ?それともこんな?』という風にいつもよりも
ゆっくりですが、モノづくりを進めています。
モノづくりの際、完成への過程が個人個人それぞれなので、とても勉強に
なることも多い仕事の一つです。