2012年10月04日
化学染料を使わない草木染め。
以前から進めていた『100%草木染め』。
1反目に続き、次が上がって来ました。
『唐長文様・南蛮七宝/草木染め』
草木染めというと、他には出せない色の柔らかさが最大の特徴です。
ただ、ヤケ等色落ちがし易くなる堅牢性の問題、
自然の色なので、濃い色に染めるには相当な時間がかかる、
というコスト面が大きな問題となります。
通常は上の2つをクリアするため、化学染料を混ぜるのが一般的になっていますが、
この南蛮七宝の草木染めに関しては、染料素材の運もあって、
なんとか完成したものです。
写真のモノは一反目で、染め上がりを初めて見せた時に、
気に入られた方がいて、すぐに購入されました。
上の写真は、色目の違いはある染料の100%か、くちなし、
もしくは柘榴を混ぜているためです。
当然、なかなか上がってこないものなので、大事に皆さんへ
紹介していきたい商品の一つです。