2013年02月20日
春は作楽から
今回の美しいキモノで紹介している作楽。
今回で三回目の登場ですので、
毎年恒例の『作楽』といって良いかもしれません。
『作楽』のモチーフは様々。
今回掲載しているものでも、日本の古典柄、アフリカ、ヨーロッパ。
時代は、近代、中世、古代と、こちらも様々。
となみ織物が扱うシリーズでは、少し異質ですが、
基本的なテーマとしては、結ばれる方が楽しい、周りに見せたくなる、
そんなことを思いながら製作しています。
そのために、帯作りの3大要素の『色・柄・組織』の中、
柄も組織ももちろん大事ですが、一番比重の多いのは、『色』。
モノづくりでは、そこに重点を置いていることが多いです。
紙誌面では、色に関しては、どうしても満足できない60点位なものですので、
絹の持つ発色、織りの質感、陰影、周りの色との組み合わせ、
すべてを合わせた配色を実物を通じて、見てもらいたいです。