2013年04月09日
ふよう/作楽
作楽シリーズに一つ。
『宵待草』というのがあります。
『宵待草地紋』
その地の部分に金糸銀糸を通して織りました。
以前紹介した『もくれん』と同じですが、
それから、さらに細かくして、金銀糸を入れています。
『作楽/ふよう草花』
最近、『それでなにをしているのか?』と聞かれることもありますが、
自分で作る帯に金糸を入れることを考えています。
今まで作るものは、ほとんど絹糸のみでした(糸々(いといと)と言います。)。
絹と違うものを入れると、糸と馴染まない何かがあります。
紬でも、ベースとなる糸とは太さも違うし、撚りもことなるので、
多少の馴染ま無さがあって良いですが、紬糸も絹なので、親戚みたいなもの。
最後は、自然に収まります。
そこを昔の光らせる目的では無い部分で使いたいなぁ。
と思っています。
分かりにくいですが、経に織り目が出て
金糸や銀箔を取り込んで沈めているので、糸を使った時との違いが出ています。
面白い仕上がりになっているので、実物を見ていただきたいですね〜。