2013年10月05日
花火か綿毛か。
総紗縫・黒を生かして、思いっきてお太鼓柄にしてみました(今はまだ目出しです)。
柄は、黒を感じられるようにタンポポの綿毛が飛んでいる所。
(元は詩情 夢二より)
『総紗縫・黒/たんぽぽ』
季節を言われそうですが、頭のなかには線香花火をイメージしながら制作していました。
(そうなると、もしかして夏かな・・・?)
帯的には、黒の経糸に黒箔で遠くに飛んだ綿毛(もしくは花火の花)を作って、
近くの部分には、わずかにベージュが混ざった白。さらに近くには、暗い所で光る蓄光の糸を混ぜました。
今織り上がっている総紗縫の帯からすると、圧倒的にシンプル過ぎて、
目立つかもしれませんが、両面使える総紗縫からすると、片方はこの柄でもイイ!
と言って頂ける人、いるんじゃないかな?と期待しています。
見た目非常にシンプルでも、個人的にはとても満足度の高い上がりになったと思います。
もうそろそろ、一本目は上がってくると思いますので、もし見られた方、じっくりと見てくださいね。
心配は、結構地が空いている部分が多いので、経糸に無理がかかり、織りにくそうなこと。
一本織って、終了。という自体にならないように、まず後は祈るだけです。