2013年12月16日
革と
帯づくりも進んでいますが、以前ちょっと前にFacebook上で紹介した
『利休バッグ/南蛮七宝』が好評でしたので、もう少し形をアレンジして、
Celticシリーズでも、製作しようとしています。
『利休バッグ/南蛮七宝(写真は試作段階です)』
Facebook→http://bit.ly/2y1Msh7
南蛮七宝の時と同じように、帯地と持ち手とは極力遠くの色と、と思って
あれこれと配色する際は、ほぼ帯の配色時と同じ、糸が革になっただけです。
糸の配色と違って、革の色は交じりませんので、簡単そうに見えますが、
普段、配色時は『この色とこの色との組み合わせは・・・』
→『ちょっとくすむ』や『思っていたよりも淡くなる』など、ある程度経験則
で配色します。
そのため、色にフィルターを掛けるクセが邪魔をして、見た目以上に時間が掛かる
工程となってしまいます。絶対音感のような配色センスがあれば、わかりませんが、
地道に沢山の革色を出してきて、一つ一つ検討する作業は、いつまでたっても、
楽しく興味のある仕事です。
帯地の組織と柄、紋づくり、配色。そして革の種類、色の選択までは行いますが、
ここからの縫製の工程は、手を離れてしまいますので、後は上手く上がってくるのを
手を合わせて待っているだけです。とっても楽しみです。
その間に、以前の利休とは違った形ですので、似合う名前くらいは考えておきたいです。