2014年02月20日
Celtic×Celtic 名古屋帯
『好きですね〜。ほんとに。』と何回も言われながら配色を取り直している、
『Celtic×Celtic』名古屋の目出し。
『Celtic/紹巴織目出し』
織りは紹巴織ですので、この織物説明として
『経糸を緯糸(横糸)で覆い隠して織る織り方。緯糸で柄を織り出す。』。
というような説明を行いますが、その説明通りで経糸の色が薄くても濃くても、
緯糸で色を作ることができます。
ただし、織れたとしても満足行く色ができるかは別の話で、濃い色を深く、
綺麗な色を透明感を持たすためには、それ専用の経糸を作ると、一つ上に到達してくれます。
今回織っているのは、経糸を濃く、深い色を作ろうと、違う経色になる度に、
目出しを取って、最終の微修正を行っていました。
写真の通り、最終候補は上の三色になりましたので、そろそろ本番の名古屋帯が
織りに掛かれそうです。