2014年02月12日
宵待草/唐草 袋帯
『宵待草/唐花』
この柄はなぜ作ったのですが?と言われると困りますが、この図案の持っている
雰囲気と空気が好きだったので、帯にしました。
クスみながらも淡々と落ち着きを持った感じは、中央アジアの匂いがして、
本当に好みな帯です。
ただ、出来上がって見ると、配色に苦労した感は帯には全然出ていませんが、『黄色』と
『ベージュ』それと『緑』の3色の間で揺れに揺れた帯です。
基本的に、こういう色をメインに配色を行なっていますが、糸色の濃淡、合わせ本数、
金糸の有無で、『色浅いな』『地味』『目立ちすぎ』『柄がしんだ・・・』などなど、
とにかく納得が行くまで、配色をしました。
まだ、この写真は途中段階で、緑が勝ちすぎていましたが、とても新鮮な雰囲気が出ていて、
気に入っていましたが、この次の配色(一番上の写真)で、最終完成です(おそらく。。)。
特に、紋図を作る段階で色々とやりたかった実験を沢山入れていますので、
仕上がりも、面白くなったと思います。
また、この帯を結ばれると、最初に思っていたのと雰囲気が変わるかもしれませんが、
自分的には満足の行く帯になったと思います。