2014年03月03日
アリス名古屋帯⇒総紗縫へ
週末にまだ雪の残る(雪祭り後)の札幌へ行ってきました。
年間に少なくても1〜2回はお邪魔していますので、結構忌憚のない意見を頂けます。
帯の組織については専門性が高いので具体的なモノは少なくても、『もっと透け感がほしい』
『軽くして欲しい』等々はいっぱい色んな意見は頂けますし、色や柄に関しては、さらに
山ほど言って頂けます。
こういう関係を築くにはとても沢山時間が掛かりますので、本当に感謝しています。
その中から、帰ってきて一つ目に取り掛かるのは、このアリス柄の『紗化』。
紹巴織で織った柄を総紗縫に持っていくのですが、
普通にやってしまうと、①地色に対して箔のみで上げてしまう。ことでできるので、
そう時間は掛かりません。
色々やってみて、最終、そのシンプルさで落ち着くことも少なくはないですが、
この帯に関しては、不思議の国のアリス:英文を毛筆で書き、図案⇒意匠図へとしたもの、
ですので、筆のかすれ具合や力強さが欲しいので、②少し糸を使いながら、箔をつぶし、
地部分ももう少し何かしたいと思っています。
元々の『帯』がある方がモノづくりは難しいので、すぐ『はい、できました!』とは
ならないと思いますが、思い入れのある柄でもありますので、色も面白く、作っていきたい
と思っています。
久しぶりに移動移動でしたので、ちょっと腰は痛いですが、その分いい空気を頂いてます。