2014年06月13日
中無地のしぼ地紋。
近頃は生産量も少なく、他のものと代用されてしまいますが、
見た目以上に触るとこの糸を使った帯の風合いは独特のものです。
日々、御召緯を本職に使う御召屋さん(着物)からも、
『よーこんなややこしい帯つくるよなぁ』と感心されている『しぼ織』。
(まあ、こちらから見ると着物の場合、帯より随分丈の長い着物をよ~織るなぁ
と思いますが・・・。)
シボの出し方を紋である程度操作することができますので、
伝統的な古典柄で作ってみました。
しぼ七宝。
『しぼ織/七宝地紋』
全く七宝に見えず立涌っぽいです。
ちゃんと、裏を見ると七宝柄です。
こういう地紋は普通に中無地に使ったりしますので、あまり表には出てきませんが、
直接結び心地に繋がることも多いので、とても気を使います。