2014年07月28日
来年用の夏単衣。
まだ7月で今年も半分過ぎたところですが、夏単衣用の着物を作っています。
暑いうちに、その時期のモノを作るのが、自然ですが、
着物には仕立てが要りますので、それを考えると本当は遅すぎる・・・
また、来年用にしては織って寝かすわけにも行かないですし、早すぎる・・・。
そんなモノづくりです。
ただ、今年の暑い夏の空気を盛り込んだ状態で残しておきたい、という思いがあるので、
せめて色を合わせて、置いておきたいと思います。
そんなことで、今年できなかった夏単衣着物の濃い地を進めています。
夏はどうしても薄地のモノが人気となるので、今年の場合、薄地を先に進めたこともありますが、
単純に色糸や織りの事情から濃い地は配色が難しいです。
とにかく、色が濁る。
薄地であれば、経て白(オフホワイト)、緯で薄めの中間色という配色である程度調整が効きます
(それでもイメージに近づけるには時間がかかる)。
今度は、夏を想定していますので、あまり重くならないような濃い地。
(この織物の地紋のため、単色で織っても、すでに重い。。)
そのため、まずは情報を集めるためのある程度の狙いを定めての濃い地で試験織りです。
『夏単衣、KILIM(濃い地)』
配色を触る余地が沢山ありそうですので、今の時期の間にコツコツ、配色の情報を
蓄えていきたいと思います。
タグ: 配色