2014年09月25日
経紬の経
先日紹介した、『鹿毛引き紬』の着物。
これとは反対の考え方で製作する、『経紬』。
名前の通り『経』糸に紬糸を使い織る織物です。
いくつかの用事のうち、その一つはモノづくりをこれからしていく新人のため、
機場へ研修へ行ってきました。(西陣内です)。
機をパッと見ても、なかなか直ぐにモノづくりに繋がる、とは言えませんが、
モノづくりしていく上で欠かすことの出来ない工程ですし、できれば、会社入って直ぐに1回、
ある程度モノづくりに関わって、もう一度、それからは定期的に。
ちなみに、この『経紬』という織物はある一定上の織りの細かさと紬のザックリとした風合いの
二つを要求するため、写真からも見ることのできる『紬の節』が筬に引っかかり、織りにくく、
織り手からすると不評(結ぶ方からは反対の)です。
織物として上がってくるとこういう帯になります。
となみ織物内でも、独特な雰囲気を作れます。
自分のモノづくりとしては、只今図案作成中です。
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