2014年10月31日
気になる織物経錦。
となみ織物のメイン組織の一つでもあって、昔ずっと担当として関わっていたので、
紹巴織は今でも色んなチャレンジをしたくなる織物です。
その紹巴織は緯の織物⇒基本的に経糸は単色無地で、緯で柄を織り成していきます。
そして、その紹巴織とは反対の考え方に『経錦』(経で柄を作ります。)があります。
となみ織物では基本構造は『経錦』と同じで、そこからデメリットを無くす改良を加えた
『漢錦』という織物の名前で製織しています。
ちなみに、この丸巻きが自分の横にあったりすると、何かの会話の途中でも、
無意識に触って巻き直していたくなる、とても気になる織物の一つです。
丸巻きでも気になりますが、今日上がってきたバッグを見ると・・・
『漢錦/ほわほわバッグ』
織物としての陰影が普段見る感じよりも、さらに強調されて見ることができるので、
もっとこうしたら、面白いものができるとか、特性を活かして作れそう、等々、
モノづくりをしていきたくなります。
特に今は、頭が緯中心の紹巴織状態ですので、触ったから、こんがらがりながらも、
面白いものができそう、です。
やろうかな、今あるもの終えてからかな、という間に挟まりながら、
今日は経錦の反物を巻いていました。