2014年12月02日
南蛮七宝文様+綿薩摩
南蛮七宝の続きは、この着物『綿薩摩』です。
南蛮七宝/御召(染め)から始まり、御召(織)、大島(茶泥、白、しーぎ、夏)、ブラタク×2
と様々作ってきました。これに三重紗や紋紗、ビロードなどが加わります。
今まで絹でしたが、今度は綿薩摩ということで『綿』(絹よりも高いですが・・・)です。
生地を織って頂き、型で南蛮七宝文様を・・・。とだけ思っていましたが、当然ながら絹→綿に
なりましたので勝手が違います。
綺麗に色が入らず(特に真ん中)、正反を潰し試行錯誤して辿り付いた反物です。
現在のところ、薄地のみとなっていますが、濃い地を製作するためにも
型を作って、現在試行錯誤中です。
(まず2反)作ってみてベースとなる生地も織りも違うことから、光の入り方が違います。
そのため、綿の場合、全体に透明感を感じられ、より和紙に近づく様な雰囲気がします。
着物として全く違うモノですので、どちらがよいか?というのは、これから考えていく所ですが、
(おそらく結論はでません)南蛮七宝文様を乗せる土台としては、有りだと思います。
早く仕立てたい着物が上がってきました。