2015年01月19日
梅と桜。
少し先取りと、先日Facebookで『伊藤若冲の世界』から『梅』をモチーフとした帯をUPしました。
引箔と紹巴織の特長でもある、染み込み技法とで若冲の精緻というのを限界まで、
織り込んだ袋帯です。
時期的なモノなのか、織り的なモノなのか分かりませんが、
一万人を超える方に見て頂くことが出来ました。
引箔の帯は、写真で撮ると箔の色味が出ない、糸と箔との僅かな隆起が沈んでしまったりと、
残念なことにがちですので、今まで避けてきました。
今回も試し試しで撮ったものですが、皆さんのコメントを見る限り、
喜んで頂けたようですので、ホッとしています(まだまだ写真向上の余地はありますね。)。
この若冲の帯が評判良かったのと、この時期は『梅』という頭がありましたので、
(御池通を)散歩をしていても、樹木に咲く花は全て『梅』に見えてしまいました。
ちなみに、この花は『不断桜』、秋から春に見られます。
秋に一回、春に一回咲くそうです。
普段の桜は春に見ますので、春の空に桜、もちろんそれも綺麗です。
ただ、冬の少し寒色掛かった冷たい青い空に、白い桜の組み合わせは、
頭にある春の『さくら』の組み合わせとは、少しイメージが違いましたので、新鮮でした。
これも腕かカメラかは分かりませんが、少し頭に残った色とは違いますので、
普段持つ iPhone以外のカメラが、まず欲しくなってしまいました。