2015年01月29日
青のバームクーヘン/作楽名古屋帯。
『作楽/青のバームクーヘン/名古屋帯』
このバームクーヘン帯の仕立てが上がってきました(名古屋帯の開き仕立て)。
仕立て前も帯の柄、色、雰囲気はとても好きで、気になる帯でした。
そこに帯芯を入れ、仕立てることで最後に龍の目を入れたように、帯地全体の風合いが変わり、
芯の重量分は増えているはずなのに、手に持つ帯の重さも軽く感じました。
紹巴織で通常の機から名古屋帯を織るために九寸幅へと筬等を変え織る以外は、
本当にシンプルな仕様の帯です。
ただ、どれだけ手間や時間、コストを掛けても好きな雰囲気の帯というのは、
いつも目標としていますが、残念ながら狙ってもできません。
そんなこともあって、時々好きな雰囲気の帯を見ていると、帯づくりって難しい。
とつくづく思います。
これを書いていて、この柄は無地部分が多いからキズにならない様に、
織るのは本当に難しいですよ。とのツッコミも来ました(笑)。