2015年03月31日
春色を再確認する。
京都も桜が咲き始めましたので、朝撮りました。
ふだん見る昼間よりも花びらや萼にピンクが挿す感じがして、
朝早く起きて得した気分になります。
ちょうど日が昇る最中。
少し時間が経つとその空の白さも取れて、桜の花弁と空、枝、僅かに出る葉
色の組み合わせは帯意匠にできそうです。
すでに社内に桜を意匠、モチーフにした帯は沢山あります。
他の花だと『同じ意匠だし、もうしばらくは、いらないかな。』となるのに、
今日みたいに朝の桜を見ながらだと、毎年桜の帯を作ってしまう。
無条件に納得してしまいます。
今日は、その桜に合わせてか、春小物の製作依頼が数多くきました。
『総紗縫/丸巻き』
帯も小物も、今日言って明日できるものではありませんので、
仕込みというか、ある程度は春手前に仕上がってくるように春色を用意します。
それでも、『もっと春らしいモノがあっても良いですよ。』
との声もよく聞きます。
やり過ぎの『春』くらいでちょうど良いのかなぁ、と去年の日記にそう書いていますので、
毎年、同じくことを繰り返しているようです。
自然の凄さですね(笑)。
今日の朝桜を見て、桜の色ってこんなんだったと。再確認させて頂きました。
モノづくりに活かしますね。
今日は総紗縫の帯地を使っての丸ぐけ依頼でした。