2015年04月10日
モノを頂いて、悩みました(笑)。
今日の午後半分くらいは唐長さんの水上殿へ。
ゆっくり意見交換をしながら、モノづくり打ち合わせです。
(いつも急いているわけではありませんが、
特に特にこういった、ゆっくりとしたモノづくりの時間は貴重です。)
当初からのコンセプトとしては『本物を本物として残すこと。』
言葉としては、当然でやっていくべきことなのは、誰でも分かりますが、
実際実行するとしたら・・・?
じゃ、どこから手を付けようか?じゃ、達成したと思えるためには?
難しく考えると、掘り下げていくと、どこまでもハマってしまいそうな
深いテーマです。実際に今日も、言葉では言えても具体的にするためには、
そんなに簡単じゃないよ。ということも話しの中で出ていました。
今日やこれからの打ち合わせが、急に普段のモノづくりに通ずるか?と
いえば、そうではなくてジワジワと内側から湧いてくるモノです。
こういう話を自分のモノづくりの中に加えて蓄えながら、帯づくりに
反映していきたいです。
今日頂いた名刺をつくるためのからかみ。←なんて表現したらいいのか、悩みました。。
(名刺紙、名刺用の紙。全部平仮名で、めいしかみ。)
濁らず、スッキリとした、それでいて手で触りたくなる優しい色。
素晴らしく綺麗です(ほかの色も同様です)。
名刺として使うためには『字』を印刷しなくてはいけません。
もちろん、最初にイメージするのは『プリント』ですが、この場の話では活版印刷でないと。
と、そんな話も上がっていました。
どう考えても、これを使って自分の名刺をつくるのは勿体無い気がします。
ただ、それくらいの『かみ』で作られた名刺。頂けたら自分は相当嬉しいだろうな。
やっぱり、作ってみようかな。それが、今の悩みです。
『かみ』と『絹』とでは、出来るものが異なります。
ただ、通ずるモノが沢山ある。そのことを特に今日は感じさせて頂きました。
帯地としても、もっとできる事がありそうなので、
一緒に進めていくモノづくり、そこから派生していく自分のモノづくり。
とても楽しみです。
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