2015年04月15日
集結地点はやはり安心します。
帯作りの中でいくつかの嬉しいポイントがあります。
一つ目、いい図案に出会った時(柄)。
二つ目、いい意匠図が出来た時(組織)。
3つ目、配色がピタッと決まった時(色)。
帯の一番大事な要素、『色・柄・組織』。
そのままです。
もし、自分が作った帯だとして、『えっ?』と嬉しい誤算があるのは、
袋帯の中に『芯が入った』時。
帯の中に魂が籠もった様に、イイ気が漂います。
最近もう一つ発見しました。
『おっ、やった。』と安心と満足感を感じる時です。
それは、袋帯の表と裏を縫い合わせて、『袋帯』にした時です。
裏地に図案、紋意匠図、目出し等々の手間を掛けて、製作する分、
余計にこの場面、嬉しいです。
『七宝/木花』
両面結んで頂ける、という用途としての重要性はもちろんですが、
表は当然真剣に作ります。その緊張感を張ったまま、裏地が完成するまで、
続けていく。
それが最後縫製し、袋帯になった時。
やはり安心感がこみ上げてきますね。
裏地の柄が面白くなってから、袋帯が好きになった理由が良く分かりました。