2015年06月17日
試作・実験をしながら、帯作りへも繋げる。
『自分の持ちたいもの』から作っているやろ。
とよく言われる小物(特に雑貨)作り。
今まで完成品までの遠い道のりの中、沢山の試作を作ってきました。
おそらく自分が一番雑な使い方をしていそうですので、
帯地の弱点である耐久性を見るためにも、一番向いていると思います(笑)。
ホントに雑です(『敢えて』にしておいて下さい)。
鞄の中に入っているのは、財布・ペンケース(ケルティック)、
名刺入れ、キーケース、手帳を入れるブックカバー(南蛮七宝)。
そうそう、入れている鞄はケルティック。
と、ほぼ自社です。
継続して様子を見ていますが、コーティングを掛けていないモノが、
このブックカバー。特にいつも鞄に突っ込み、雑にしています。
おそらく使い始めから3年は経っていますが、現状はこんな感じです。
ほぼ問題ない感じです。
帯屋としては、帯として想定して織組織を組み、それを違う用途で使ってみて、
問題が起きない。『帯』の立場からすると、鞄の中に突っ込まれ、持ち運びされる、
というのは考えられないほどのビックリの過酷さです。
立場に立つと、少々可哀想な気持ちもしますが安心します。
(これだったら、帯としてどんな使い方でも耐えれそうですから。。)
その経験を活かしつつ、次に製作しているのは、未だ試作の試作ではありますが、
このカードケースです。
今度は着物とのコラボではなくて、話をさせてもらっているのが、
からかみとのコラボ。
新しいものを作りつつも、その経験が次のモノづくり、帯や小物へと繋がり続けている間は、
上手く両方とも、試行錯誤しながらやっていきたいと思います。
発表の期限もありますので、ゆっくり急ぎます〜。