2015年06月24日
色んな意味で涼感をくれる帯。
今日はショールーム(となみ丸)でこの帯を眺めていました。
モノづくりをする前にキッカケとして、(イメージで)こんな素敵着姿になる帯を作りたい。
さらに、少しでも今までより結び易く、使い易い帯を。と考えます。
こういった意図がちゃんとお客さんに伝わればいいな。
と作り手としては思っています。
この帯、ある程度おなじみのバームクーヘン柄は、織組織自体が『総紗裏』という、
だいぶ変わった織り方です。
透け感が角度によって変わり、色が浮いたり沈んだりと不思議な透け感があるため、
このバームクーヘンの大きな間と合わさって、柔らかな涼感を着姿に取り入れてもらえれば、
いいな、そんな気持ちで作りました。
(オールシーズン帯ながら)今はショールームでこの写真の様に陳列していて、
ここにいるスタッフ全員に目からの涼を与えてくれる、この夏に無くてはならないアイテム
(この表現が正しいと思います。。)になってくれています(笑)。
でも、名古屋帯ですので実際に結んだ姿も想像してみてくださいね。