となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

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2015年06月25日

本物の空気感を頂いてきました。

 

今日は半日とちょっと唐長さんにお邪魔していました。
打ち合わせの都合上、帯を持って行きましたが、唐長さんの唐紙の空間の中に
帯を置くと、スーッと馴染む。これがあまりに面白くて、自分のところの帯なのに、
その馴染み具合に見惚れました。

 

改めて何かを合わせる、何かに合わせる、空間の空気を作るのに、
唐紙の柄、色、雰囲気はホントに最適じゃないか、と思いました。

南蛮七宝の着物もそうですが、改めて納得する凄さを感じます。

 

何度もお邪魔している唐長さんですが、いつも好きななのは、端っことか、角とか、
裏です。今日はカメラを持って行きましたので、そんな場所に入り込んで、撮らせて
頂きました。

DSC05733.jpg

 

なにが良いのか?自分でもよく分かりませんが、時々光と影の間を見ていると、
ゾクッとする瞬間があります。もちろん、唐紙を正面から見ていても、美しいのには
間違いありませんが、この陰影を感じる瞬間がホント、イイです。

 

DSC05723.jpg

 

言葉ではむずかしいですが(笑)。

 

この感覚は、いつかは分かりません、どこに活きるかも分かりませんが、
なにか間違いなく、自分のモノづくりの中に加わっていそうです。

 

また、来週お邪魔しますので、今から楽しみです。

 

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