となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 『五代目タンス』 > 京都の夏を着物で気持ちよく乗り切るために。

2015年07月27日

京都の夏を着物で気持ちよく乗り切るために。

 

先週はほぼ毎日着物を着ました。

手持ち着物の中で一番少ないものは、真夏モノで薄地色のモノ。

 

単衣が一番多いので、まだ夏っぽいかな?という単衣で乗り切ろうと思いましたが、
流石に今年の京都の気温は難しいです。

 

先日紹介したモノが、私物夏物で一番涼しいモノです。
結果、今年の登場回数はNo,1です。
 

L1890658.jpg

 

その真夏モノは、真ん中に挟まれたようになっている淡いベージュの着物です。
(南蛮七宝文様)

織は総紗縫や上品綟と比較すると、
織り目の粗い紗組織で、糸に工夫をしてシャリ感を強調した織物です。

下の襦袢を写真の様に文様がはっきりしたモノすれば、紗合わせの様にも見える透け感です。

 

 

ちなみに、去年一番はこの着物。

DSC06175.jpg

 

もちろん真夏も着ることはできるので、登場回数も2番目に多いですが、
上の真夏ものよりは、少し涼しくないですし、35度を超えると涼しい方を手に取りたく
なってしまいます。

 

 

同じ織組織の色違いの着物を着ても良いのですが・・・。
やはり今年の夏の記憶を忘れずに、来年真夏用のモノづくりの動機にしようと思います(笑)。

 

 

 

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