となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

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2015年08月19日

中日の本社展示場。

 

本社展示場は、帯100%、約2500~3000本を常時陳列しています。着物好きその中でも、となみ帯ファンの方はこの展示場の真ん中にテントを持ってきて一泊したい(笑)と言われた方もおられます。またそんなに着物に対して興味を持たれていない方でも、職人の拘りで一本ずつ作った織物がここまで並ぶと、流石に、すごい!と感動して頂けます。

 
その展示場、年の内ほとんどはベーシックな陳列です。

 

DSC06217.jpg
(この調子で壁面ずらーっと帯です。)

 

ただ、この中から一本の自分帯を見つけて、『はい購入』というには、全くふさわしくない場で、この業界の流通とかの話を置いておいても、帯のプロで無いと選ぶのは難しいと思います。

帯見をするには最適です・・・(笑)。その本社展示場の大幅な入替えを行いました。しかもその期間は昨日からの3日間の限定。

 

DSC06214.jpg


年に何回か行う展示も通常なら少し並べ方を変え、新作のコーナーを作る程の変更です(プロ相手なので)が、ここまで着物を入れたり、小物や帯を並べていくと・・・。来られる問屋さんがいくら帯問屋(プロ)だとしても、やはり帯以外の商品にも見入っておられます。流石に帯以外の仕入れはありませんでしたが(笑)、なかなか見られない光景でした。

 

そんなことからも、今までの帯のモノづくり、商品づくり以外にも、場所作りや空間つくり、見せ方も工夫と改善が必要だな、アタリマエのことですが、つくづく実感します。メーカーなのでそういうの上手くない、そんな言い訳も通じたようなどうなのか判りませんが、今まではある程度通っていました。今後は改善します。ホントに今回でもつくづく感じました。

 

いきなり、この帯だけの大きなスペースを『こう!』というわけには行きませんので、まず一歩を踏み出す意味でも小さなスペースから始めようと考えています。作家ごとや織組織ごと、テーマごとなど。それでも、うちには山ほどネタがありますので、丁寧に一つ一つ掘り下げる感じで作ることになりますし、いい機会ですね。

 

この3日間が終わると・・・。

新しく違った形に展示場を作ろう、とするのは楽しい行為になりますが、この数日終わった後、楽しいスペースを元通りの形にする・・・。なかなかこちらは気持ちと骨が折れますね(苦笑)。そう遠くないうちに、毎月こういった形で場所作りできるようにしていきたいです。

 

 

 

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