2015年08月26日
本袋の配色替えの先。
以前織った本袋の柄。前回は本袋という織組織で今までと異なる素材、上げ方の試験を行っていましたので、配色もその色が強かったです。が、今度は外部アドバイザー(全く異業種)のご意見も頂いて、配色を変更しました。ある意味今回は配色の試験です。
以前の配色
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お太鼓には出ない部分も写っていますが、これがこの帯の全容です。
これで本番を織るかは着物との絡みもありますので、もう少し検討をしていきますが、あっても面白い色かな、と思います。できそうで出てこない色の組み合わせ。もちろん調整は必要な部分はありますが、面白い配色の感性を持った方とのコラボは、今後のモノづくりに大きな影響を与えてくれるので、今後も積極的に行っていきたいと思います。
色・柄・組織が帯の3大要素。その内の配色にアドバイスを頂く。自分たちのモノづくり色が無くなりそうで・・・という意見も無くはないです。ただ、今まで多くのコラボをして来た中の、今現在のとなみ織物です。多くの意見を頂き、がんがんと吸収し次のモノづくりに活かす。全ての箇所に影響させるのは、おそらく頑張ってもムリなので、変えられるところ全て変える。そんなつもりで新しいモノづくりをしていきたいです。
それで丁度いいくらいかな、と思っています。