2015年08月29日
古川美術館『唐長の世界』初日に。
今日は予定通り名古屋の古川美術館へ。
なんとか予定通り前日に仕上がった『南蛮七宝文様×信夫×光悦蝶』を車で京都から運び込みました。
(もうすでにお客さんも大勢おられる中での陳列です。)
(左手の帯がその帯です。)
唐長11代目の作品とこのような形で展示させて頂くのは初めてのことです。来られた方のみしか雰囲気をお伝え出来ませんが、自分としては帯や着物も作品の中に入ることができ、元の場所に収まるようなそんな錯覚を味わうことができました。何千色とある糸の中から、できる限りのことをして配色、織もとなみの中でも最高に緻密な織を使い表現を行ったモノです。これからも、色々とやっていきたいことはありますが、まずは一歩すすんだかな、ととても嬉しい気持ちで一杯です。
今まで唐長の着物?と縁の無かった方にも、見て頂くことができ、初日ではありますがまずは良かったと思います。
興味のある方、この空気感、楽しんで頂けるはずです。
11代目の1時間を超える文様の解説が終わった後も、この会場の空気感をゆっくりと楽しまれるためか、ほとんどのお客様がしばらくの間滞在されていたのが、とても印象に残っています。帯や着物を使った空間つくりにも、活かすことができればと思います、