2015年09月16日
一つずつ見ると・・・
出張2日目です。バタバタ、ピタ、バタバタ、ピタ。そんな時間の流れなので、多少空き時間があります。その間に検討するのは、この配色。昨日も予告していたモノで、紹巴織を太子間道を地色三色、トータル4色使った試験織です。
この写真の様に試験織は上がってきます。一度にこの三色の地色を見ると『。。。失敗したかも。』と一瞬思ってしまいますが、このまま織るわけではなく、地色の一色ずつ織っていきます。一番上の朱系のモノは今のところ使うのは難しいですが、後の2色については(ぜひ一色ずつ見る様にして下さい。)、帯として成立しそうです。紹巴織の利点でもあり、モノづくりの際には頭を悩ます所でもあるのが、地色の3色が混ざり合うこと。
絵の具の様なイメージで、今まで見たことの無い三色を混ぜることで、見たことの無い地色→見たことのない雰囲気の帯ができる。そこを目指しています。社内では『なんだこの色。』となっていると思います(笑)が、ここから会社としての新しい流れができるかもしれません。
このモノづくりは少し長い目で見ていただけると嬉しいです。