2015年09月22日
生地の次は色。
一度紹介したショールです。生地から見直した後、紋作り、製織し、染め上げたシルクのショールです。サイズは広巾の機で織っていますので、着物の場合、すっぽりとお太鼓を覆うことができます。洋服で使うことももちろん(どちらが主とも考えていません。)なので、巾の検討もしましたが、大は小を兼ねる的な発想と、薄く生地を織ることで、それが実現できそうだったので、折り畳んでもかさばらないように設計しました(それでも半分の巾も検討中です。)←男性用としても使えるように。
この様に生地の土台面はほぼ固まっていますので、次は染める色の検討。
(写真は模索中の色。)
一番上に羽織るモノですので、周りの空気に合うもの。また海外の空気感にも馴染むもの、を検討。試行錯誤中です。今は何色も染め(生地に不向きな色もあります)、『これだ!』と言える色を模索しています。ただ、商品としては完成していますので、色に関しては皆さんに紹介し、フィードバックをして頂きながら、色を探るそんな現状です。
色のヒント、ベースとなるのは主に自然の色。日本の四季は色のイメージがし易いですが、海外のとなると、そこは全く異なってくるので、面白いかもしれません。この辺りに何かある?
また全体的なイメージとして、完成した色のうち半分くらいは、日本の色で。もう半分はそこから離れた色を取り入れる。まだ漠然としていますが・・・。昨日行ってきた北野天満宮イメージで染めても面白いかも・・・。とか・・・。
まだまだ、ここには時間が掛かると思いますが、自分の思っている色よりも、この生地には鮮やかな色が入り易く、お客さんからの人気もそれに応じたモノなので、その辺りも加味しつつ、今年中にはほぼ確定させていきたいと考えています。