2015年10月17日
もっとモノづくりができそうです。
いつもは大勢の人が入ることのない機場。先週、大勢のスタッフとお客様がお邪魔させてもらったので、そのお礼と販売現場スタッフの研修も兼ねて、再びお邪魔してきました。となみ織物のほとんど織組織は複雑なモノが多く、その職人、その機でしか織れないモノばかりです。『物凄く素晴らしい。』とか『非常に難しい織物。』と人を通じて聞かされても、もちろん勉強にはなりますが、やはり織る現場を見るのが一番でしたので、いい刺激だったと思います。
総紗縫にしても、『バケモノ』と言われるほど手間の込んだことをして織っています(今日もそんな話が上がっています)が、仕上がった織物を見るだけでは、その手間の全てを感じることは難しいです。折角だったら、その凄さを結ばれる方に『自分の帯ってそんなに凄いんだ』と知って頂きたいです。(ちなみに、その複雑な組織のために、経糸が切れてしまったら、繋ぐのに一日掛かってしまいます。そんなことは、織物を見るだけではなかなかわかりません。)
実際に、今週先週だけで『この織物は過小評価され過ぎて勿体無い。』。そんな織物がありました。
(その一つが漢錦です。)
(たまたま、一緒に行った常務柄を織っておられたので、いい話が出来たと思います。)
他にも、そんな織物はありますが、まずは一つずつ掘り起こして、もう一度モノづくりをやり直しができそうなモノはやっていきます。
そのためには、継続して、もう少し現場同士やり取りする必要がありそうです。これもイキナリではなくて、少しずつ。