2015年11月04日
帯一本分使用したオッティ。
今日は夕方から唐長さんの両替町サロンへお邪魔してきました。
初めてのお客様と一緒でしたが、大きく模様替えされていましたので、そのお客様とほぼ同じ反応をしながら、2時間ほど濃い滞在をさせてもらいました。『モノづくりが詰まっている時に、ここや修学院の工房にお邪魔すると、スッとなにか憑き物が取れたように、進みやすくなるような場所ですよ。』と実際にここを見るまでは非常に判りにくい雰囲気説明(しかもかなり主観の入った)をさせてもらっていました。が、行った途端に『さっきのわかるわかる。』そう言って頂けました。もしモノを作られる、もしくはそれに類する仕事をされていて、文様や配色に興味のある方には、本当にオススメしたい場所です。
古川美術館(爲三郎記念館)での展覧会を記念して製作したオッティを持って行きました。まずは見て頂くだけだったのが、たまたま入り口付近にあった椅子に置くと、場所に馴染む、一体化、最初からあったような感じがして、そのまま置いて帰りました。しばらくは同じ場所に座って、お客様を出迎えてくれると思います。
(帯の表地一本分使用。。。)
何かをある場所に置いた時、『これくらいでイイかな?』もしくは『ここが良いかな?』と多少の妥協はありますが、唐長さんでは『もうここしかない。』そんなことが頻発します。古川美術館でもそんなことがありましたし、帯と着物を作っている時でも少なくない回数、そんなことがありました。
なにが原因かわかりませんが、最初は『少しコワイ・・・。』と思っていたのも最近は『また来た』とそれも楽しめるようになってきました。成長かな??
今回の訪問の目的は別なことでしたが、それはもう少し詰めてから、発表したいと思います。楽しみにしていて下さい〜。