2016年03月16日
梅の意匠で。
今年、最後になりそうな梅をちょこっと見てきました。京都生まれの京都育ちで今も京都にいるのに、全然京都のことを知らないと、最近よく指摘されてしまいます(苦笑)。そういえば、『梅も実際に見たのは何年前?』と思い返すと、『桜は見たけど・・・』と梅に関しては思い返せません。
文様としても、配色にも使うものですし、感性を磨いておくためにも、やっぱりこういう時間は意識して作ることが必要ですね〜。
カメラを持って行ったので、何枚か撮りました。
どう撮ると写真として良いのか?はわからなくて、こういう時は帯として、どういう構図だったら、良い柄がお太鼓に来るだろう?そんな目で撮っています。もう一つは、色目。自然の色をそのまま糸に持ってくるのは至難の業です。ただ、雰囲気、透明感、色の方向を決めるには、とても役立っています。
桜は去年も見たし、一昨年も・・・、その前も。しかも、桜文様はよく作るし、自分の帯ブランドネームも『作楽(さくら)』だし、思うと、気が付かないうちに自分の中の桜ポジションは梅の上に。。。
この日の梅を見ていると、こんないい花なのに、それじゃいけない。そう思いました。
モノづくりのキッカケにして、帯作りたいと思います。
もちろん、桜は年中行けそうな雰囲気が強いですし、梅は。。。そんなこともあるのは重々承知で何か作っていきたいです。