2016年04月07日
初めての配色変更2
ここから(初めての配色変更)ほぼ一ヶ月、皆さんに見て頂けるだけ、少し前に進みました。
最終の調整までは、まだまだ遠い道のりになる、配色合わせの最中ではありますが、こんな感じです。
【南蛮七宝に光悦蝶2(配色途中)】
約一ヶ月掛かってなんでそんなに時間が掛かるのかというと、金の素材に困っています(こないだのきものSalonさんとの帯も同じでしたが、金の相方が銀だったので、そこまで苦労せずに上手く行きました。。)金だけをイメージ(宿題)に近づけるというのは、難しくありません。また、その反対の地色だけを、も大丈夫です。
この両方を近づけるとなると、お互いの素材と色が影響し合います。ですので、影響することを予想しながら、ちょっと金糸を控えめの色になる様に細くする、または混ぜる色糸を薄くする。その時は地色の色が移りやすくなるので、こちらも・・・。反対に金が茶に負けそうになったら、糸の色は変えずに、金糸の太さを変える。等々。
こちらを立てたら、こっちが立たない、そのバランスの中で配色をしています。写真の試験は、イメージに今まで一番近づきました。ただ、地色にもう少し赤茶系が欲しいので、金色と相談しながら・・・。等々、シーソーに乗ったような感覚で、最終の色に近づけていく、そんな状態が現状です。
このもうちょっとでできそう、後ちょっとで手が届きそう、そういう状態から数週間(苦笑)、もうちょっとなので、最後の最後、転けないように詰めていきたいです。
また懲りずに、もう一つ襦袢でも白に金色という配色で・・・。と思い、こちらも職人さんと悩んでいます。また、それはそれで別の話ですので、いずれ書きたいと思います。