2016年06月04日
ちょっと特別なもの。洗える襦袢、限定数のみ
ある出張先で・・・。
『この色で作れませんか?』と言われて制作した『襦袢』があります。
その時のやり取りとしては・・・。
最初は、基本的に『一反では染めれませんので(染料の無駄等でコスト上がりすぎる)難しいと思いますよ。』とお断りに近い返事させてもらいました。そうすると、その返事として『最小の単位は何反ですか?』と、『染料と生地の都合で・・・。これくらいだったら・・・。』、『難しいかもしれないけど、周りに当たってみます。代わりにこのロット限りの配色にして欲しいです。』という様なやりとりを何度か、させてもらっているうちに、できそうな気になり、その後はモノづくりしたい気持ちになりました。
結果は、最小限制作するのに必要な人数も集めてこられ、作り始めることができました。少し前の話です。
今日は、その一反目が入ってきました。まだ、2反目〜と染めていきますし、全部揃うまでには、もう少し時間がかかります。
また、数人の方が誘い合わせの上での注文ですし、全部が揃わないと『私のまだ?』となることから、急かしつつ、最短で同じ様なタイミンで納められるようにと考えています。
『捻たグリーンに紺のようなグレーの南蛮七宝文様/洗える襦袢S』
その時の約束通り、この色はこのロットで終了ですので、ある意味、とても贅沢。注文された方からすると、とても満足して頂けるモノになったと思います。モノ自体も本当にいい色に染まってきました。