2016年08月29日
『8月最後の男着物』
ただでさえ、男物の着物はハードルが高い。その上、夏物。
『だったら、浴衣着る。』
そんな声もたくさん聞きながら、それでも夏は特にカッコいいと思う、男物の夏着物。
おそらく、次に着るのは9月初めになり、その時は単衣物になるので(とは言っても今回の着物はそこでも登場できそうですが・・・)、今年最後の夏男物を登場させてみます。
まず、
◎羽織:南蛮七宝文様の三重紗。
今月で生産が終了する反物。とにかく軽く、着ているのを忘れるくらいなので、この夏はフルで活躍した羽織です。これの代用品もしくは・・・と来年用はどうするか、頭の痛いところです。
◎着物:格子柄/大島紬の夏物。
シンプルで羽織が無地じゃない場合、結構登場する着物。
これも軽くて風を通すので、よく出てきます。
◎襦袢:南蛮七宝文様の洗える襦袢(絹)
今年、自分が関わったモノづくりの中では最大のヒットだと思います。
少々コスト的に高く付きましたが、機能性は抜群。
今のところ、在庫0なので、頑張って製織中です・・・。
◎羽織紐:純銀細工。
どんな羽織にもコーディネート可能なので、これも夏によく出てきます。
角帯:この日結んだ角帯は、ただいま貸出中で撮影できず。
淡いベージュ色の組紐を繋いだ角帯。年中結べるので、自社の総紗縫角帯と共に、
この夏は活躍しました。
着物のお洒落は、女は男物へ。男は女性物へ。
という言葉を意識しているわけではありませんが、全て女性用の反物で制作しています。
ちなみに、反物の巾は狭いので、そこは仕立て方法でカバーしています。
『男物を着たいけど、なに着たらイイのかわかない・・・。』そんな声もたくさん聞きましたので、今回のように時々紹介していきますね。