2016年11月04日
修学院・唐長工房へ。
修学院の12代目工房へ行きました。
しばらく見てもらっていなかったモノや試作を交えて、秘密のモノづくり&企画会議中です(笑)。
自分ではほんの僅かに理解し始めたかもしれない、と勝手に思っていた唐長文様のこと、
今日の打ち合わせの間だけでも、『ホントにまだまだだなぁ。』と深みを感じながら、
圧倒されてしまいました。
唐長文様を帯にする場合、唐紙を見せて頂いて(場合によってはお借りして)、
そこから新たに、帯としての図案→意匠図→試し織→帯にしていきます。
その一つ一つの工程、どこを取っても、唐紙の空気感を織りにするコダワリと、
そのままモノづくりした場合、帯地としてどうなのか?の間にスッポリと挟まってしまって、
しばらく作業は進まず、悩むことは多いです。
そこから進めるために、たとえば、『あー、もうこれでいいわ!』と自分の中で納得してしまおう。
と諦めそうになりますが、そんな時は一旦一呼吸おいて、できれば、次の日くらいに『あかんあかん。』
またやり直そう〜、となります。そんなこと、よくあります(苦笑)。
減ってはきましたが、そうなってしまうことが今でも時々ありましたが(だから勘違い?)、
今日の様に、面と向かって唐長さんの話を聞かせてもらうと、ここに関わっている有り難さがわかって、
次のモノ作りへのモチベーションが頂けます。
そんなことをしながら、会社としては何十年、個人としても20年近く唐長さんに学ばせてもらったこと、
驚くほど、本当に沢山あります。
また、この秘密会議の行く先、楽しみにしていて下さい。