2016年11月22日
牡丹唐草①。型の前段階と白生地。
長い目で言うと400週年に向けてのモノづくり、その一部を新たに始めています。
唐長さんの中にある650の柄から、12代目と先日選んだ3つの柄(牡丹唐草、枝桜、瓢箪唐草)。
それを今から帯や着物、小物の形にしていきます。
その一つ目、唐長文様『牡丹唐草』。
最初のイメージに引っ張られることもあり、帯から?着物から?小物から?と数ある選択肢の中から、
『これから始めよう。』と決めるのは、意外なほど大事なこと、です。
その意味から帯のイメージがまだ固まっていない段階で、始めると後々苦労しそうなので、
まずは一番ニュアンスを掴みやすい着物作りからスタートしています。
その後、帯かな・・・。
(昔から帯にしたかった柄なので、ホントは帯から・・・の気持ちがありますが)
型が上がってきて、どんな風に上がるのか?
その段階の打ち合わせを入念に終わりましたので、そちらは後祈るだけ・・・。
次に、写真にあるように生地と、配色です。
着物としてはもちろん、唐紙の雰囲気も残しつつ、上品で色は柔らかく、使いやすくて、
ここぞという時にも出てきそうな着物。
気持ち先行で、まだまだ最終の仕上がりまで時間掛かります。
それまでに、見本で染めること、その前に型を見ること。それを元に、配色と生地の地風で雰囲気を考え修正をしていきます。『やった。出来た〜。』といえるまで、上記のイメージを何回も頭で唱えつつ、後は進めていくだけです。楽しみです。