2016年12月23日
寒空の中の着物撮影〜。
2ヶ月に1度位の割合で着物姿を撮影しています(前回は月心寺)。
今回も本社向かい、徒歩3分圏内での撮影でした。
天候は曇り、たまに光が射す柔らかな写真を撮るには絶好の日和。
帯を単体で見ているだけで幸せな人(自分も含む)は帯の置き撮りでも構いませんが、帯がいくら着姿の顔とはいっても、その帯単体だけでは結んだ姿を想像するのは、難しいことです。
そんな方のためにも、着物を着て外に出てもらう、をイメージした写真を撮りたいと思っています。
また、この撮影に心がけていることがあります。
それは、着姿をイメージ頂くためにも、雑誌に載っているようなビシっとした着姿までは狙っていません。雰囲気としては、着物にある程度慣れた方が、朝から着物を着て外出した、その日の夕方ぐらい(笑)、を勝手に想定しています。
着物にシワがいってる、お太鼓の位置はこう。帯地が真っ直ぐじゃない。等々、色々あるとは思いますが、ちゃんと着物着れますよ、着物に着られているわけではありませんよ。街に出て、あ、あの人、素敵〜。と言って頂ける、着姿を見て頂ければ充分です。
また(前回の月心寺は特別な例外として)撮影の場所もできる限り身近に感じる場所を選ぼうと思っています。紅葉や桜、寺社仏閣ももちろん撮って行きたいのですが・・・。一番撮りたいのは、街中での着姿。その場所に行ったら今でも会えそうなくらい、馴染んでいる着物姿です。
たしかに『着物って素敵』と言われるのは嬉しいです。
ただ、あまり特別過ぎて、『自分とは関係ない世界』と思われるのは、撮影も逆効果になってしまいます。できれば、皆さんから『素敵。これだったら、私も着てみたい。』そう言われる様にしたいです。
これからもそんな思いの乗った着姿を皆さんに見て頂けるようにしますね。
よろしくお願いします。