今日一日中、京都の本社にいました。
本当は、新しい小物を見せてもらいに行ったり、
着物の染め上がりの確認をしたかったのですが、
予定変更で、下の通りになりました。
その一日は、
まず、紋図を見ることから始まりました。
『』内は、紋屋さんとの会話です。
‥‥以降は、核心部分なので、隠させてもらいます。
一番目は、
製作している中で、今一番好きな柄です。
大柄に青い花が‥‥。
『地の部分に、少し修正を入れて、花はそのまま、
ボカシを‥‥‥』
2番目は、
若冲の鳥です。
『ここは、図案と比べてもう少し強調してもらって‥‥、
幹の流れを付けるので‥‥』
3番目は、
紹巴の柄で、となみらしくない、新手です。
歌が歌いたくなる柄ですよ~。
『色を抑えたいので、ここはここと同じ色で、
ぼかして‥‥』
4番目は、
またまた若冲。これは、若冲らしい大胆なものです。
『このままで、行けそうですね。あとは、箔を‥‥』
5番目は、
新しい組織の見本が上がってきて、
それの確認‥‥
『う~ん、柄になっていない‥、次はこんな感じで、
やって素材は、こっちで‥‥』
最後6番目は、
不思議な柄です。
作っていて、ホンワカする柄ですので、
早く帯として上がってきてほしい、と思っています。
『お腹の柄は、ここでは変なので、こっちかなぁ、
でも変やし、ここをこうして、??????、こっちか』
と、しているうちに、紋屋さん2軒目。
一つ目は、夢二の柄。可愛い感じです。
『かなり若冲の目から、変えるのが難しいので‥‥』
先に、2つ目の夢二の渋め柄へ。
期待の柄です(お洒落に最適!)。
『金がキツイので、もう少し叩いてもらって‥‥』
そして、三つ目の柄
古典的な柄ですが、ボカシが上品な柄。
『ここの上げ方は、今までと同じで面白くないので、
もっと薄くぼかしながら、叩くことはできそうですか?』
最後に、一番目に戻って、再び夢二。
『出来れば、箔はこの柄には通したくないので、
ここで、分けて、配色しにくいので‥‥』
と、そんなこんなしている頃には、機場さんが来られて、
配色の確認。
『え~っと、ここは‥‥』
と続きます(まだ、午前中です)。
と、今日は写真なしで、まだ未公開どころか、
製作中帯の中継みたいことをしました。
少しでも、上のような新作を見たい!と思ってもらえたら、
嬉しいです。
明日は、会社は休みです。
ですので、会社でゆっくりと
専務業ができそうなので、楽しみです。
今日もお疲れさまでした!