となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 『日記』

2006年12月28日

今年は?(下)

いよいよ


今年のとなみ織物は、今日で業務が終了です。


あっ

という間に終わった一年でした。。


昨日は、恒例の忘年会でかなりみんな飲んで騒いでだったので、


今日は、心なしか仕事がゆっくり静かに進んでいるような社内でした。


大掃除も終わって、


スッキリと今年は、仕事納めです。

福袋も現在製作中なので、

詳細はメルマガでお知らせできると思います!!

来年もよろしくお願いします!!

もう一度、今年書きそうな気もしますが…

良いお年を~

P.S 毎年恒例のメルマガで、年賀状は、

    今年は喪中のため控えさせてもらいます。

2006年12月28日

春になる目。

今年の冬は、京都もあまり寒くないのですが、


その中で、早くも雑誌掲載の帯選択&撮影が終わりました。。
(美しいキモノときものサロンも)


後は、細かい色校正などなのですが、一番難しいところです。


目は、暖かいといっても冬なので、


何となく、春を感じさせない感じに仕上がっている気がします。

『美しいキモノ』の今年一年は、バッグがすっきりと白ベースで、


評判も良かったので、ほんの少しマイナーチェンジして、


来年は制作していきます。

帯作りは、もちろん力は抜かずに今まで以上に製作していきますが、


見ていただき方(機会も内容も)、も気を配っていきたいと思います!

今日、西陣をぐるっと周っていると、

もう仕事納め気分になってしまいます。


今年のお正月は、ちょっと遠出して、

ブログも書けないと思うので、

後、2~3回ですね~。
CIMG0078.JPG
↑素敵な帯留めを見つけました。

2006年12月26日

迫力あるバッグ

CIMG0083.JPG


時々注文注文で、

こんなものが入る時があります。


それは、

『生地を織ってもらいたい』
というものです


何をするかというと、小物製作です。

それを依頼されるのは、小物屋さんです。


今回のは、バッグ用です。


今までで言うと

    ①引箔を使った帯で、留袖用。

    ②派手目の帯で、振袖用。

    ③無地っぽいのを利用して、お洒落バッグ。

となみ帯をご存知の方なら、一目でわかるかもですね、

『あっ、どこかで見たことがある!!』みたいな

もちろん価格も、それなりに…


違う生地の同じ型で作るものよりも、

倍とはいかないまでまでも、

相当コストアップしますので、

柄や色を選ばれる時は、

小物屋さんの顔つきはいつもとは違います。


となみの『仙福屋』でも、

草履やバッグに帯を使って、

最強のバッグを製作しています。


今回このバッグは、

知り合いの小物屋さんが製作したのですが、

生地に関しては、

うちと柄から打ち合わせの上で、

製作しました。


色といい柄といい、

バッグ土台との関係も、

何ともいえない迫力があって、

さすが…、と思える迫力なバッグです。


こういう『おっ』というものを見ると、

気が入るので、とても自分にとって必要な刺激です。


貴重な物をみせてもらって、ありがとうございます。。
(しかも試作の写メまで)

2006年12月25日

クリスマスサンタ文様。

メリークリスマス!!


あっという間に年末です。

〓〓〓.JPG


一年に一回のクリスマスなので、

サンタを載せておきます。
(先週ご飯を食べていたら、付いてきたサンタです。)


と書いていて…

そういえば、

うちはサンタの帯は作ってませんね~。


季節は冬で12月中いっぱいくらいかな?

もしくは、25日まで限定で。


格は、もちろん、お洒落モノ。


ある意味贅沢な柄ですね…


裏は、門松?

2006年12月18日

今年は?(中)

今年は?


と第2回目で振り返ってみると、


帯裏地ブームでした。

製作手も気を入れて、デザインしていきます。


見ていると、表以上に力を入れている人も…
(ちょっとちょっと…)


そんな裏地ですが、


今までは(と言っても一昔前)、


ただあるだけみたいな感じで、


無地か地紋くらいでした。

それが、


ドンドンと練られたモノになっていってます。

『ただの裏』


から


『どっちが表』?


そんな日も近いのでは?

今年作られた中で、好きな地紋は…


CIMG0014.JPG


シンプル。。。。


こんな裏が好きですね~。

2006年12月15日

かかと


『仙福屋の装履(草履)』


を少しだけ、進化させました。


マイナーチェンジで、


その箇所は…


かかと部分です。

今までのでも、

『生ゴム』を使用していたもので、

とことんこだわっていました。

カカト1.JPG
↑他の草履のカカトとは、色も弾力が違います。
(微妙ですが履き易さにも影響します)


今回は、

それを一歩進めて

カカト2.JPG
↑と大きくしました。

このカカトに変えると、


大きくなった分、


今までと草履製作の工程が変わります

『今まで、』

台製作→カカト取り付け→花緒すげ替え


『今後は、』

台製作→花緒すげつけ→カカト取り付け

履かれる方は、


工程が変わっても何も変わらないのですが、


作り手からは、


今まで何十年(もしかしてもう一桁?)と繰り返し行われる作業が、


変わるのは、本当に大変だと思います。
(帯で考えると、よーくわかります)

今までの『仙福屋の装履』でも、


物凄く履きやすい!と言って頂けてましたし、


今回の改良でさらに良くなったと言って貰えれば、


今回の工程の変更もホントにやって良かった~、と


思えます。楽しみです。

帯でもそうなのですが、


悪い部分を修正するのでなく、


良い部分をさらに良くとするのは、


本当に難しく大変なことです。

私も、草履を履く時は、


感謝して履きたいと思います。。

P.S 

 もちろん、次からのリペアは、新しいカカトになります!!
 
 お待ちしています(http://www.kyo-tonami.com/repair/index.html

 またまた草履ネタですが、毎日帯屋のモノづくりはしていますよ!

2006年12月13日

今年は?(上)

早くも、12月中盤で、一年がすぎてってますが…


今年をちょっとだけ振り返ってみると。。


印象に残っていることがあります。


それは、

『草履(履物)』です。
http://ameblo.jp/sousuke5/theme2-10001799519.html


最初は、

ちょこちょこと片手間に製作していたのですが、

いつの間にか凄い数になっていました。


一年を通すと、

『!!!』

という数です。

それだけ、

草履に興味を持ってもらっているということは、

外で着物!という人が増えている、

と考えても良さそうですよね?。。


しかも普段履きが多いので、

普段から!ということですね。。


そんなことが、フト振り返って一番印象的なことです。。


P.S

うちが製作してもらっている真綿草履は、

製作がとても難しくて、日本で二人の職人だけ

というものなので、今はその職人さんが、精一杯製作してもらってます。

2006年12月11日

バターみたいに。

しばらく横浜にいて、郡山にいて、その前は札幌で…。


と、色んなところを巡回?していますが、


回っている間に、良いものが出来そうです。


こう書くと、


バターみたいですが…


写真を!


といいたいところですが、


まだ図案と紋図だけなので、


織上げを近々公開ということで。


名前も、シンプルに『●ら●』です。


登録できそうなできなそうな微妙な名前ですので、


また決まり次第、発表します!


なんとも内容が薄い気もしますが、


その代わりに↓


最近、読んだ本で、

賛否両論はあるとは思いますが、

そこまで考えて読むかぁ…

と感心した本です。

良かったら読んでみてください。

多分、ハマル人もいるはず!

>

2006年12月06日

悩む…

今日明日明後日と久しぶりの横浜にいます。


帯の新しいシリーズと、着物の新しい生地を見つけたので、

良い気分転換になるかなぁ…と思っています。


今、悩み悩みなのは、

次の雑誌掲載のデザインです。


帯で悩んでいるのではないので、

本職以外というのは、

なかなか振っても叩いても

良いアイディアというのは、

なかなか出てきません。。


春らしくはなりそうなのですが…


う~ん。。。。。


2006年12月04日

京都でモノづくり。

img275.jpg

今は、西陣でモノづくりの最中です。


上の白生地は、


今度から新しく手がける着物の元になるものです。


となみ織物の中で今人気のあるのが、


シンプルで合わせやすい着物ですので、


その流れで製作する予定です。

生地的には、普通の生地の3倍くらいの価格ですので、


さすがに風合い、手持ち感等は、


良いです。

こう書いているうちに、


自分用にも染めたくなってきますね…。

モノづくりをしている間は、なかなか書くことが少ない…、

      &

書けることが少ないので、これぐらいだけですが、

今後春に向かって、新作目白押しと行きたいところです。。

着物は、上がってきたら、また皆さんに紹介します!

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