となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 『日記』

2011年01月26日

早速、木花。

『この帯、メッチャ好き』と言ってもらって、
結んで頂いています。

そう言われれば、紹介したくなりますので。。

IMGP4265.jpg
木花

タレの部分は無地を選ばれているので、
スッキリとした感じがします。

IMGP4268.jpg
(プロの方なので、個性が立ちつつ、帯の優しい雰囲気もそのまま)

作った立場からすると、
帯の無地に見える部分(実際は拘りありです)も
帯締めの色目で、上手く生かされていて、
見ていても楽しいコーディネートです。


こうやって作った帯が結ばれているのを見ると、
モノづくりに気合が入りますね?。


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2011年01月25日

不思議なモールの帯が出来ました。

新しい柄が完成しました。

思っていたよりも不思議な柄になって、
色目の不規則感が面白く上がりました。
IMGP4258.jpg
(この帯の色目は、モニター通じて伝えにくいです、、)

お太鼓には、モールで立体感と、
暖色系の色目を使って、動きを出しています。

お腹の部分までは、グレーとオフホワイトで織り上げて、
前の部分には、またモール糸で点々と色を入れました。
IMGP4262.jpg
(これもまた、実物の色目を見てもらいたいです。。)

注目点をアップにしてみたのですが、
この不思議な色目の感覚が伝わるかな・・・。
IMGP4257.jpg

白のモールも入れてみて、周りと馴染んでいるような
微妙な状態で止めています。

この辺りもう少し濃くしてみて、
花びらの広がりを付けてみてもいいかも?
とは、思っています。。

この辺り試しにちょっと色を変えても、
織ってみるかもしれません。

IMGP4259.jpg
(名前は『作楽+モール』です。)

2011年01月24日

新しいモノづくりのネタ。

今日は一日中、京都の本社にいて、
モノづくりと専務業をしていました。

本決算を迎えるので、その仕事と
(これはしなくてはいけない仕事)

次の雑誌発表の記事作り仕事
(後は微修正・・・まできました。)

とモノづくり(帯と着物です)。
な一日でした。


一週間外へ出ていると、
ゾッとするくらい
書類が溜まっていて、
机に向かって
イヤな顔をできるだけしないようにして、
コツコツと進めています。

それが一段落着くと、
今まで進めていた帯に取り掛かって、
仕上げです。

順調に完成しているモノも含めて、
ちょっとずつこれから紹介して行きたいと、
思っています。

ここまでが、継続の仕事。

そしてこれから形にしていきたいのは、
この『ケルティック』シリーズです。

IMG_3861.jpg

物凄く、人気がある!
というほどではないのですが、
ちょっとずつファンが増えていってます。

写真の柄は、同柄で3色ありますが、
色を変えると、雰囲気が変わって、
特にこの柄をフォーマルな着物とコーディネート
される方が、結構いはるそうです。


このケルティックシリーズ、
一旦、モノづくりは止まっていましたが、
札幌で、白大島に汕頭刺繍をした着物を
見ていて、ちょっと思いついたことがあります。

IMG_3837.jpg
『札幌 白大島×汕頭刺繍』
  カッコイイですね?。

IMG_3838.jpg

無茶をしますので、
ケルティックから外れてしまいそうな
気も多少しますが、
今年のモノづくりテーマになりそうな感じです。

明日は、新柄の登場予定です。。

2011年01月21日

京都に帰ってきました?。

雪のない京都に帰ってきました。

そうしたら、上がってきた帯。

IMG_3857.jpg

裏はまだなので、
完成ではないのですが、表は満足です。


2011年01月19日

京都とは違うコーディネート。

長く京都を離れると、
ドンドン帰りたくなくなってくる札幌です。

周りは相変わらず雪で、
あまり降っていないにも関わらず、
道の雪が減っていない・・・。

ちょっと不思議な感覚です。

京都で雪が降るというと
=『寒い』となってしまいます。
反対にこちらの場合、数人の方から聞きましたが、
雪が『降ると暖かい』。


そう言われれば、そんな感じがしてきましたので、
昨日と打って変わって、『雪輪の着物コーディネート』。
TS3S0028.jpg
『総紗縫×白大島』

TS3S0030.jpg

お腹には、小田巻の帯留めで色を入れて。。

京都で見るのと、きっと印象の異なる、
コーディネートでした。

毎朝、ツルツルの道を歩いていると、
ドンドン雪草履・男物が欲しくなってきます。。。

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2011年01月18日

札幌2日目・・・

札幌2日目です。
朝起きて、歩いていると普段京都では
見慣れない景色が・・・。

IMG_3813.jpg

こちらの方に、『大変だよ』と言われましたが、
見慣れない景色なので、辺り見回しながらの散歩です。

IMG_3821.jpg
時計台も。


寒い時には、
こういうコーディネートで。
IMG_3826.jpg

乱菊モチーフですが、太陽から降り注ぐ。
そんなイメージがして、周りにいると何となく、
暖かくなってくるコーディネートです。

織は経錦(たてにしき)といって、経糸を中心に
柄を作り出す織物ですが、何色も入る横段とともに、
とても感じのいい雰囲気に仕上がっています。

ちらっと見える、長襦袢もいいですね?。

札幌二日目でした。。。

帰ってのモノづくりがとても溜まったきています。

2011年01月17日

札幌到着。

仙台から、札幌に来ました!

仙台では、パラパラの雪でしたが、
こちらは京都人の考えられる雪よりも多めで
着替えの着物を入れたスーツケースを転がすのは、
大変な状態です。

IMG_3786.jpg

防寒草履と雪草履がいるなぁ、と
札幌駅を降りた瞬間に納得です。

目的地に着いた、しばらく後の話ですが、
今の季節では難しいにしても、このショール話で、
しばらく盛り上がっていました。

IMG_3789.jpg

色目が素晴らしいので、実物を見てもらいたい!

帯にも取り入れたいと思い、ちょっと早く帰って、
モノづくりをしたくなった、そんなショールでした。。

札幌には、自分の誕生日までいます。。

2011年01月16日

仙台です。

一週間の予定で、京都から離れた所にいます。
前半、仙台。後半札幌です。

気候も違い、色んな人に会って、
美味しい物食べてと、モノづくりする以外は、
なかなかいい感じの生活です。

着物、羽織、襦袢、角帯で2セット、
持ってきて、毎日着物です。

今日はこんな感じです。

写真 1.jpg
(南蛮七宝御召×立湧モチーフの献上柄)
たまには、正面から。

襦袢は一部絞り
写真 2.jpg
(左袖)

写真 5.jpg
(右袖)

周りも着物姿の方が。。
写真(2).jpg
(麹塵染)


外は、こんな感じです。

写真(3).JPG

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2011年01月13日

昨日までは、

北海道からお客さんが来られていました。
ここ数日は、ある意味とても充実していました。

いつも言われている『京都人の京都知らず・・・』。

まさにその通りで、京都を回っていても、
行ったことがあるところや行きつけは別にしても、
それ以外は結構知らないものです。

ですので、一緒に回っていた京都はなかなか
新鮮でした。

IMG_3752.jpg

遅い時間に八坂の塔を見ることも、
ないですし・・・

IMG_3757.jpg

祇園に行っても、明るい間に建仁寺を見ることは
少ないです。

ほとんど着物の三日間ですが、
社内に来てもらい、なかなか見てもらえないもの
を見て頂いたりもしました。

IMGP42441.jpg
熊野古道紋図』

物理的にも持ち出し困難ですが、
これを持っていく勇気はなかなか・・・。

この紋図を見られた方は、ほとんどその職人の技に
圧倒されてしまいます。

着物を来てこられているので、その際に私たちは
結ばれている帯を見て、少し喜んでいます。
(自分の帯だったら、さらに。)

IMGP4241d.jpg

やっぱり、いいですね。
と周りに自画自賛してみたり、
していました。


後は、合間を見てモノづくり。
IMG_3744.jpg

モールを使った帯で、
今の段階では、もう二息というところですが、
少し変化を付ければ、暖かみのある可愛い帯に
なりそうです。


バタバタと一月は過ぎていますが、
明日からは北の方へ出張行ってきます。。。
寒そうですね?。

2011年01月07日

月に囲まれて

京都の冬の寒さは・・・
雪が積もっていなくても、写真で見るだけでも、
寒そうです。

IMG_3711.jpg
(とても寒いです。)

反対に京都の本社は、
少しずつ社内のエンジンが掛かってきました。

モノづくりも少しずつ動き出していて、
今はこの続きと格闘しています。

今まで取った目出しを並べて、
あれこれと、検討中です。
R0012774.jpg

夢に出そうなくらいの月ですが、
こういう時に限って、織り上がってきた帯も『月』。
R0012779.jpg
横を流れていきました。


配色はこれが一番イメージに近いのですが、
R0012777.jpg

もう少し手直しして、最終段階へ。。

R0012782.jpg
この星に関しては完璧だと思っています。

行ったり来たりして、もう少し時間が掛かりそうな
モノづくりでした。


一番上の写真を見ていると、
こんな小物がいいのかな?と思ってアップします。
IMG_3717.jpg
全部防寒草履です。

これだけ寒いと、今までは少し他人ごとだった京都でも、
こういう草履が重要になってくるかもしれませんね。

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