2010年09月21日
これはチョコマーブル。
例えば、 先日の意外なほど評判が良かった『バームクーヘン』。
モチーフは全く別ですが、同時期に作っていて、 最終上がってみると、
これもバームクーヘン? という帯が上がってきました。
上の帯は、裏の柄と考えていますが、
こちらは、『作楽』シリーズで、表の柄です。
今度も、チョコマーブルと言われていますが・・・。
お太鼓にすると・・・。
益々、美味しそうに。。
となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。
五代目日記 > 『日記』
2010年09月21日
例えば、 先日の意外なほど評判が良かった『バームクーヘン』。
モチーフは全く別ですが、同時期に作っていて、 最終上がってみると、
これもバームクーヘン? という帯が上がってきました。
上の帯は、裏の柄と考えていますが、
こちらは、『作楽』シリーズで、表の柄です。
今度も、チョコマーブルと言われていますが・・・。
お太鼓にすると・・・。
益々、美味しそうに。。
2010年09月17日
他のものを織っていましたので、その際ついでに
実験しています。
何の試験か?というと・・・
まず、結ぶ人の視点から見ると、
帯が完成したとして、それがどんな色か?
という所に興味を持たれると思います。
この帯の場合、裏糸が大きな影響を持つので、
どこまでの色の糸を通したら、地色が汚くなるか?
というのが、最大の問題です(幅の問題)。
簡単にいえば、『極端にしてみる。』という試験です。
結果としては、一番上の写真の帯と見比べてもらうと、
下は地の色目がくすんで見えると思います。
このままでも、『帯』としては問題ないので、
このまま完成品でも構いませんが、それよりも、
もうちょっと工夫すれば、何か面白くならないか?
ということを考えて(良いアイディアがありました。)、
一捻り、二捻りしたい、と思っています。
黒配色にして見ると、パックマンみたいです(あれは黄色ですが・・・)が、
地色もちょっとくすんで、他にも色々問題発生中です。
タグ: 竹久夢二
2010年09月16日
後は、最後の大きなハードル。
色合わせだけです。
それを皮切りに、今週末出張する際に使う資料や
なごや帯の説明文を作ったりと、紙に向かう時間が多い日です。
帯を作ってた方が、自分の性に合っているとは、
思いますが、これはこれとして、じっくり頑張っています。
この日記もそうなんですが、見たものとか、イメージをこう伝えたい!
とおもって、文章にというのは、難しいなぁと・・・。
いつも思います。
雑誌の色目も、『もうちょっと明るく』とかはまだマシでも、
『ここをもう少し、優しく』とか、『パッとしないなぁ』
というのでは、目的にたどり着きにくいです。
(しかも、多用しますし・・・)
先ほどは別件で、帯について、こんなことがありました。
こんな質問です。
『この帯の良さを教えてください。』
教えるものじゃ無いと思いましたが、
・・・一瞬、考え込んでしまいました。
自分が関わった帯で、この帯を結ばれたシーンを想像するのが、
ワクワクする帯の一本ですので、帯については話できますが、
(織や配色とかの気を使った所)
いざ、この良さというと・・・。。。
なかな書いたり、言葉で伝えるのは、難しい所です。。
他にも、電話越しに『柄』を口で伝えるのも難しいですね。
『ほら、あの柄、なんやったけ。』
とすぐになってしまいます。
今日は、そんなことが立て続けに起こる、えらくもどかしい
日になりました。。
2010年09月15日
何度か日記上でも紹介していますし、
覚えてもらっている方もおられるかもしれません。
先日、こういうコーディネートで着て、
社内を歩いている姿をじーっと見ていました。
秋も近いせいか?この辺りの柄で、
なにか作り忘れたものがありそう、
という落ち着かない気分になっています。
午後、時間を見つけて図案と資料を集めて、
月尽くしになってきます。
昨日の『木花』といい、
9月後半は休みも多いので、モノづくりに使える
時間がいつもより取っていけそうです。
タグ: 総紗縫
2010年09月14日
柄の数も相当に膨れ上がって、いつの間にか大きなブランドになりました。
そんなことと、
新しいテーマを持って製作することも楽しそうだと
思って今手がけています。
名前は、『木花』。
読みがなは、『このはな』ですが、『このは』でも、
響きがいいので、どちらとも気に入ってます。
(一応は、このはな、です。)
1柄目は、こういう柄です。
テーマとしては、小さな柄に、ポイント/アクセントを
加えた帯、全体的にシンプルなもの。
織は紹巴織で。
タレを無地に出来るようにもしています。
印象は変わりますね。
裏地には、先ほど上がってきたばかりなのに、
すでにあだ名が付いてしまった、『バームクーヘン』。
この『木花』シリーズは、基本的に
このバームクヘーンが付くようにしたいと思います。
(バームクヘーン、バッグがあっても良いかも、花緒は難しいかな?)
今まで、作るばかりで、
価格のことを考えたことはあまりなかったのですが、
よくお問い合わせ等もあるので、ちょっと考えてみました。
それで、イメージとしては、
『木花』の方が、作楽よりもシンプルな分、
価格的に少し抑えた感じになりそうです。
今からのシリーズなので、分かりませんが、
現状としてはそのような形です。
名前的に、『木花』とは、桜のことなので、
『作楽』=『さくら』=『桜』とすると、兄弟姉妹のように、
なるように思っています。
『作楽(さくら)』も今進めている柄があって、
新しいモノづくりを進めていきたいと思います。
新しいシリーズのお披露目でした。
皆さんに気に入ってもらえることを楽しみにしています。
2010年09月13日
タグ: 総紗縫
2010年09月10日
昔は、この近所に良く来ていましたが、
このお寺にお邪魔するのは、はじめてです。
そして、参道には、五百羅漢像が・・・。
ゆっくりぐるっと歩いて15分。
静かな竹林を見渡しながら行くと、
表情豊かな羅漢像が・・・
若冲の軸も見せもらい、
今日は若冲一色です。
2010年09月09日
こんな近くで、しかも夜の暗闇の中に浮かんでいる姿を
見るのが初めてだったので、しばらく見とれていました。
ただ、名古屋城→といえば、しゃちほこ、というば、
あ、あの帯!
『総紗縫:鯱に波』
と、あの帯を思い浮かべてしまうのは、
このシチュエーションが勿体ないですね。。
タグ: 総紗縫
2010年09月07日
なかなか腰を据えて、モノづくりとはいかない状態です。
ただただ、毎日京都の西陣でじっとしていても、
良いアイディアは降ってきません。
東京へ行ってきたのは、よかったのかもしれません。
こんなところです。
詳細は、後日の方が楽しんでもらえると思いますので、
また後日ですが、一泊宿泊してレトロな空気を吸収してきました。
帰って来た京都で、食事へ行って、
でてきた『プッチーニ』とこの前の『ズッキーニ』とを比べて、
盛り上がっていました。
『ズッキーニ』 『プッチーニ』
少し夏バテ気味です。。。
2010年09月04日
『男物真綿入り草履:(頒布+蛇革+英字新聞)×帯地花緒』
見てもらえれば、一目で分かりますが、この草履は横部分がこだわりです。
蛇の革に、英字新聞を印刷したモノを使っています。
あまり蛇革というと、自分で持つ(履く?)というイメージは
全くと言っていいほどありませんでしたが、この全体の色目とバランスに
負けてしまいました。。
帯地の花緒を挿げた出来上がりには、とても満足です。
(特に帯地の地紋と英字新聞とがいい具合にまとまっていますね)
また、この草履の皆さんの評判が楽しみです。
2017.01.03
五代目日記2冊目は、こちらです。 ⇒http://www.kyo-tonami.com/godaime2/…
2016.12.28
今日が2016年の最終営業日でした。この一年、本当にあっという間でした。 年末のモノづくりは抑え気味と言いながら、今年も最後…
2016.12.26
来年に力を入れていきたい、襦袢があります。さざ波の様な細かなシボが、生地全面に入った、手触り風合いの優しい白生地を使います。(生…
2016.12.23
2ヶ月に1度位の割合で着物姿を撮影しています(前回は月心寺)。今回も本社向かい、徒歩3分圏内での撮影でした。 天候は曇り、たまに…
2016.12.21
今年中には間に合いませんでしたが、間もなく完成の帯揚げです。 帯の意匠を使い、帯揚げらしく修正を掛けた図案の段階です。 ここから…