2010年07月28日
テスト
テスト
となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。
五代目日記 > 『日記』
2010年07月26日
土曜日に祇園のあるお店に行ってきました。
とても感じの良いお店です。
できれば、季節が変わる度に行きたいのですが、
そういうわけにもいかず、たまのたまで行くことがあります。
そこで、見たお料理がバランス良くて、思わず写真を撮ってみました。
いつも食べ物を見て、
『いいなあ』と思うのは、ほとんどが色目についてですが、
この日は形を見て、ワクワクしてしまいました。
(中に何があるんだろう?というのも込み)。
他にも、最近目にする機会の多い骨董も、
全然詳しくなく、安いのか高いのかもわかりません。
ただ、たまに目を奪われる形や色目のものがあります。
そう考えると、
ホントに美しいモノは美しいですね。
そんな帯を一本でも作れるように、
というのも良い目標になります
話は変わって、以前評判の良かった『燦々』。
他の色も見たいと、お声も頂いたので、紹介します。
今度は、結んでもらった所が紹介できるようにしますね。
この帯シリーズは、かなり力を入れているものの一つです。
2010年07月21日
その中で、帯や小物と一緒に並べていて、面白かったものを
載せてみます。
お茶関係で使われる、
『蓋置き』です。
蓋の下敷きになっているのは、夏らしく
『サザエ』(銅製です。)
数十年前のもので、そんなには古くないものですが、
質感と良い、色目と良いイイ味が出ています。
他にも、瑞玉を載せてみたりと。
カニを単独で置くよりも、なんとなく喜んでそうな感じがします。
こんな感じのものに、ちょっとハマっていました。
この二つは、机の上に飾りで置いとこうと思っています。。
2010年07月18日
烏丸御池辺りから、新町にかけて、天気も良く、
大勢の人ごみの中にいました。
前日も今年は山鉾を見ていますので、
縁のある年です。
夜見るのは見慣れたものですが、
何回見ても、動く美術館。いいもんです。
2010年07月16日
すべて、手で描かれていて、細かい部分は、
このように、点でつぶしていきます。
(今では、無くなりつつある技術です。)
→詳しくは、こちら
そして、この積み重ねで作られている紋図を出してきて、
目の前にして、じっと眺めていると、アイディアが溢れてきます。
過去の紋図には、作った人の完成までに、こだわった所が、
時々見えて、とても面白いものですよ。
今日は、そんなモノづくりが続きそうな一日です。
昨日に引き続き、今日の京都も雨だそうで、
雨ばかりの祇園祭もとても珍しいですね。
夕方の空の色も少し変で、記憶に残っています。
こんな感じ。
蒸し暑い気温に、暖色系の空。。。
まあ、今の時期の京都は大変です。
今年は祇園祭との関わりが一番濃い年になっています。
だから、雨なのかなぁ?
2010年07月15日
入り口は、唐長文様の天平大雲。
久しぶりに間近で見ると、相変わらずの迫力ですが、
最初見た時の『派手やなぁ』という印象から、
『着いた。着いた。』と何かほっとした気持ちになります。
見慣れて、馴染んだという感覚は面白いですね。
別件だったので、一階の唐長さんへ顔を出す程度の
お邪魔をして、柄と色目を楽しんできました。
さすがに、『この柄、見たことないなぁ』というのはありませんが、
いつお邪魔しても『この感覚いいなぁ』というものが数多くあります。
これだけの人ごみなので、わざわざ、祇園祭に来なくても・・・
とは思いますが、この辺りの人ごみ『動』と唐長さんの落ち着いた感じ『静』
とのギャップを楽しめたので、今日は思わぬ収穫でした。
遠~くに長刀鉾
今日は一日雨でしたが、昼間をほんの少し、雨も止み、
団扇片手に少しだけの鉾見物でした。
タグ: 唐長
2010年07月14日
昨日は打ち合わせも兼ねて、南の方へ行っていましたが、
折角の鉾も雨にさらされています(車も一杯です。)。
そんな今年の祇園祭です。
ちなみに、今日も納涼会でこの辺り行く予定ですので、
明日ももしかして鉾の写真が来るかもしれません。
今日も外に出ることはあまり無く、社内でのモノづくりですが、
ちょっと昔の帯が手をついた横にありましたので、
今日は、趣向を変えて・・・
以前メルマガでも、祇園祭の帯を紹介しましたが、
それと兄弟と言っても良い、京の雅の帯です。
御所車(牛がひいているので、牛車ですね)を
囲む雅な世界が表されています。
紹巴織の細かい技で織り上げられているので、
それぞれの人の顔、右下の方の松ボカシなどが、
素晴らしく良い出来です。
最新作ではなくて、昔に作られて今でも注文が来ると
織っている帯になりますが、たまに昔の人が作った帯を見て、
紋を想像して、今のモノづくり活かせるので、とても勉強になります。
裏は、ただの無地ではなくて、金を通してあり、
少し光沢、雲母のような感じです。
2010年07月13日
画面を広く使えるようになったのと、
両方にメニューがあるので、色々と置いてみたいと思います。
大きい写真がドンと使えるのが、個人的には嬉しい所です。
(もう少し修正が入るかもしれません。)
先日、東京へ行った時の写真を整理して、
この着姿を発見しました。
その点と点の間を、汕頭で敷き詰め行って、
縞を際立たせる。
今、柄を見ていると、当然考えられる刺繍のパターンですが、
完成品を見ると、やられた~、という感が強いです。
(汕頭刺に関わっていない分、余計にかんじますね~。)
刺繍の間から見える白い芯の色もシンプルな柄と相まって、
とても遊び心がある帯になっています。
コーディネートしてある、着物も絞りの技法を使った
相当変わった『縞』ですので、
合わせると、とにかく変わった珍しい雰囲気です。
帯に対する汕頭刺のコーディネート、
その帯に対する着物のコーディネートともに、
とても面白いです。
タグ: 総紗縫
2010年07月12日
先週の半分は京都にいませんでしたので、
その前に作っていた紋の試験織り等、
多数上がっていました。
この出張モードから、モノづくりモードに、
パッと切り替えるのが、いつも一番大変です。
現在の所、製作しているのは、色々と書いていた通り、
まだまだ試験ものが多いのですが、
中にはもう少しで完成か、それに手が届きそう・・・、
なモノもあります。
例えば、
完成に近いものが、この柄です(そのアップ)。
琳派らしい『松』のアップですが、
最後の最後まで、悩むのは、松の葉の部分です。
中心が濃く、周りが薄く(ボカシ)なっていますが、
この上がりがとても難しい所です。
地色が薄系の色なので、その糸を上手く使って、
白地の地にスーッと溶け込んだような『松』を
目指しています。
まだ、もうちょっと頑張りたい所ですので、
てを加えたいと思いますが、
イメージとしては、良い所にいます。
同じように他にも、
渦の中を経糸、横糸で上手いこと、ボカす所で
この帯作り全体が詰まっていました。
『たたく』というような表現で、表しますが、
この『たたいて』いる時には、どこまで強くたたいて、
ボカシを強めるか、イメージしながら、紋を作っていきます。
これらの細かい所は、遠くから見てても細かすぎて分からない、
という程のモノですが、こういうところに強く強く拘ると、
それ以外の部分も立ってきて、全体の帯としてレベルが上がります。
(帯はそれの積み上げなので、当然と言えば当然ですが・・・)
2017.01.03
五代目日記2冊目は、こちらです。 ⇒http://www.kyo-tonami.com/godaime2/…
2016.12.28
今日が2016年の最終営業日でした。この一年、本当にあっという間でした。 年末のモノづくりは抑え気味と言いながら、今年も最後…
2016.12.26
来年に力を入れていきたい、襦袢があります。さざ波の様な細かなシボが、生地全面に入った、手触り風合いの優しい白生地を使います。(生…
2016.12.23
2ヶ月に1度位の割合で着物姿を撮影しています(前回は月心寺)。今回も本社向かい、徒歩3分圏内での撮影でした。 天候は曇り、たまに…
2016.12.21
今年中には間に合いませんでしたが、間もなく完成の帯揚げです。 帯の意匠を使い、帯揚げらしく修正を掛けた図案の段階です。 ここから…