2009年12月01日
今日の試し結び・・・
今日の試し結び、というコーナーができそうなほど、
最近は新しいモノが上がってきています。
その中の一本。
となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。
五代目日記 > 『日記』
2009年11月30日
イチョウも毎日散って、
道端は黄色い道になっています。
今年最後の見納めにと思って、道に出て
イチョウをカメラで撮ろうとしていると、
一緒に秋らしい月も出ていました。
何枚か適当に撮っていた中から、
2枚載せておきます。
イチョウも月も、帯や着物の意匠としては、
定番中の定番ですが、こうやって改めて、
見ていると、何度でも写真が撮りたくなります。
もう少しして、散り終えてしまうと、
だんだんと京都も冬に近づいていきますね。
2009年11月30日
先日の続報です。
京都文化博物館のとなみ帯を置かせて頂いた、
所を撮りました。入口正面です。
とてもお客さんの出入りが多く、
じっくりと撮影というわけにはいきませんでしたので、
とにかくは、雰囲気だけ・・・
表現方法は異なっても、
織物なりの表現力を感じて頂けたのでは・・・
と思っています。
木田先生の作品から、力を頂きましたので、
また今日からコツコツとモノづくり進めていきます。
2009年11月27日
無数にある、となみ帯の中には、
古典柄からシンプルな幾何学柄、
かなり個性的な柄等々、様々あります。
その中で、人間国宝の作品を意匠としたものなど、
帯を目的に作られていないモノ、
(図案として描かれたものでないもの)をモチーフに
製作した帯は、他とは違った存在感を持っています。
ただ、帯にするまでの段階で、相当考えます。
『そのまま使えるし、楽そう。』と言われることも
ありますが・・・、全然そんなことはないです。。。
まず構図がそのままで使えたとしても、
ピタッとくる大きさを決めるだけでも、
微調整に相当の時間がかかります。
上手くクリアしても、必ず問題になるのが、
表現の部分です。
織物ですので、普通に考えても、
色数は大きな問題です。
また、その絵の味を表現する際にも、
作者の意図・表現自体も考えて、進めないと
織物として『何となく気が抜けた』ような帯になります。
これは、完成しないと分からないこともありますし、
すぐに気が付くこともありますし、とにかく気が抜けません。
そんなこんなしながら、すべてクリアして完成した帯は、
やはり愛着がありますし、並べても個性が際立ちます。
例えば、『若冲』の亀図、蟹図、涅槃図、鸚鵡図等々
⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/105057657.html
『雪佳』の金魚玉
⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/97441850.html
『詩情夢二』より、カマキリ
⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/100822713.html
となみ織物の中には、そんな柄達が相当数あります。
それらは、全部大好きな柄です。
もう一つ、
今回京都文化博物館で行われているのが、
『木田安彦の世界』
帯も、一度紹介しましたが、
とにかく圧倒的な存在感です。
⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/105158564.html
博物館では、木田先生の作品を見てもらいつつ、
帯も見て頂けるので、ちょっと普段できな体験ができます。
もし、京都来られることがあれば、
是非足を運んでもらえれば・・・と思います。
(帯の陳列は期間限定です。)
明日この帯を製作した時の紋屋さんと
一緒に行く予定なので、詳しくは報告をします~。
2009年11月27日
無数にある、となみ帯の中には、
古典柄からシンプルな幾何学柄、
かなり個性的な柄等々、様々あります。
その中で、人間国宝の作品を意匠としたものなど、
帯を目的に作られていないモノ、
(図案として描かれたものでないもの)をモチーフに
製作した帯は、他とは違った存在感を持っています。
ただ、帯にするまでの段階で、相当考えます。
『そのまま使えるし、楽そう。』と言われることも
ありますが・・・、全然そんなことはないです。。。
まず構図がそのままで使えたとしても、
ピタッとくる大きさを決めるだけでも、
微調整に相当の時間がかかります。
上手くクリアしても、必ず問題になるのが、
表現の部分です。
織物ですので、普通に考えても、
色数は大きな問題です。
また、その絵の味を表現する際にも、
作者の意図・表現自体も考えて、進めないと
織物として『何となく気が抜けた』ような帯になります。
これは、完成しないと分からないこともありますし、
すぐに気が付くこともありますし、とにかく気が抜けません。
そんなこんなしながら、すべてクリアして完成した帯は、
やはり愛着がありますし、並べても個性が際立ちます。
例えば、『若冲』の亀図、蟹図、涅槃図、鸚鵡図等々
⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/105057657.html
『雪佳』の金魚玉
⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/97441850.html
『詩情夢二』より、カマキリ
⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/100822713.html
となみ織物の中には、そんな柄達が相当数あります。
それらは、全部大好きな柄です。
もう一つ、
今回京都文化博物館で行われているのが、
『木田安彦の世界』
帯も、一度紹介しましたが、
とにかく圧倒的な存在感です。
⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/105158564.html
博物館では、木田先生の作品を見てもらいつつ、
帯も見て頂けるので、ちょっと普段できな体験ができます。
もし、京都来られることがあれば、
是非足を運んでもらえれば・・・と思います。
(帯の陳列は期間限定です。)
明日この帯を製作した時の紋屋さんと
一緒に行く予定なので、詳しくは報告をします~。
2009年11月20日
久しぶり?に京都に帰ってきました。
と言っても、4日ぶりくらいですが・・・
今日は、山になった書類整理と、
抜けていた分の打ち合せだけで、
終わってしまいそうな勢いです。
本当は、モノづくりへ還元したいモノが、
溜まっています。
秘錦とか、総紗縫とか・・・
後、紹巴も・・・
ちょっと進んだモノもありますが、
やはり京都から出ていくと、
モノづくりスイッチは切れてしまうようです。
明日から三日間会社はお休みですが、
その間はちょっと仕事で京都から、出ています。
モノづくりが進まないのは、
良くあることですが、
早めに切り替えて、取り掛かりたいと思います。
早くしたいうちの一つは、
この柄を東京で見ていると思いついた
モノです。
明日は、ちょっと面白い帯の陳列を
見ていただけるかな?
と思っています。
美しいキモノには、こんなのも載っています。
『仙福屋のクラッチバッグ』に
興味のある方は、是非見てくださいね。。
タグ: 総紗縫
2009年11月20日
久しぶり?に京都に帰ってきました。
と言っても、4日ぶりくらいですが・・・
今日は、山になった書類整理と、
抜けていた分の打ち合せだけで、
終わってしまいそうな勢いです。
本当は、モノづくりへ還元したいモノが、
溜まっています。
秘錦とか、総紗縫とか・・・
後、紹巴も・・・
ちょっと進んだモノもありますが、
やはり京都から出ていくと、
モノづくりスイッチは切れてしまうようです。
明日から三日間会社はお休みですが、
その間はちょっと仕事で京都から、出ています。
モノづくりが進まないのは、
良くあることですが、
早めに切り替えて、取り掛かりたいと思います。
早くしたいうちの一つは、
この柄を東京で見ていると思いついた
モノです。
明日は、ちょっと面白い帯の陳列を
見ていただけるかな?
と思っています。
美しいキモノには、こんなのも載っています。
『仙福屋のクラッチバッグ』に
興味のある方は、是非見てくださいね。。
タグ: 総紗縫
2009年11月19日
ほぼ一か月、着続けた着物があります。
試験織⇒仕立ての段階
⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/130742294.html
着続けた目的は、初めて着物に使う糸だったので、
皺、着心地、裾捌きなど、を試していました。
最初は着なれない風合いでしたので、
着た一日目はホンの少し不安がありましたが、
今では全然問題ありません。。
ちなみに、相当着た後の状態は・・・
こんな感じです。
『毎日』とは言わないまでも、
(そういえば御召織角通しも数回着ましたが)
相当の頻度で着ました。
所々皺は見えますが、
これは思いっきり下からライトを
当てて皺を表へ見えるようにしているためで、
着ているとほぼ問題のない程度のものです。
裏を返すとよく分かりますが・・・
絹糸という面では同じ素材のものでも、
皺が相当見えます(ちなみに下ライトなしです)。
これを見ると、『着る実験』は成功したようで、
他の人にも着てもらえそうです。
糸・染糸自体がそんなに作れないものなので、
ボチボチと製作していくと思いますが、
今、ちょうど嬉しい『完成』の瞬間です。
2009年11月19日
ほぼ一か月、着続けた着物があります。
試験織⇒仕立ての段階
⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/130742294.html
着続けた目的は、初めて着物に使う糸だったので、
皺、着心地、裾捌きなど、を試していました。
最初は着なれない風合いでしたので、
着た一日目はホンの少し不安がありましたが、
今では全然問題ありません。。
ちなみに、相当着た後の状態は・・・
こんな感じです。
『毎日』とは言わないまでも、
(そういえば御召織角通しも数回着ましたが)
相当の頻度で着ました。
所々皺は見えますが、
これは思いっきり下からライトを
当てて皺を表へ見えるようにしているためで、
着ているとほぼ問題のない程度のものです。
裏を返すとよく分かりますが・・・
絹糸という面では同じ素材のものでも、
皺が相当見えます(ちなみに下ライトなしです)。
これを見ると、『着る実験』は成功したようで、
他の人にも着てもらえそうです。
糸・染糸自体がそんなに作れないものなので、
ボチボチと製作していくと思いますが、
今、ちょうど嬉しい『完成』の瞬間です。
2009年11月17日
2017.01.03
五代目日記2冊目は、こちらです。 ⇒http://www.kyo-tonami.com/godaime2/…
2016.12.28
今日が2016年の最終営業日でした。この一年、本当にあっという間でした。 年末のモノづくりは抑え気味と言いながら、今年も最後…
2016.12.26
来年に力を入れていきたい、襦袢があります。さざ波の様な細かなシボが、生地全面に入った、手触り風合いの優しい白生地を使います。(生…
2016.12.23
2ヶ月に1度位の割合で着物姿を撮影しています(前回は月心寺)。今回も本社向かい、徒歩3分圏内での撮影でした。 天候は曇り、たまに…
2016.12.21
今年中には間に合いませんでしたが、間もなく完成の帯揚げです。 帯の意匠を使い、帯揚げらしく修正を掛けた図案の段階です。 ここから…