となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 『日記』

2009年07月14日

いつの間にか納涼会。

今日は、『納涼会』で南の方へ行きます。

17日が祇園祭の山鉾巡行なので、
今日は『宵・宵・宵山』です。

ほとんどが、夏着物ですが、
今日は、『浴衣で行きたい』と思っています。

と言いながら・・・
履いてきたのが、完全に『草履』なので、
やっぱり着物にしようか・・・と悩み中です。

ちなみに、行くとしたら、この浴衣です。
 ⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/103418768.html

コーディネート的に帯ぐらいは変えて・・・
この帯を。
IMG_0408.JPG
 (これも組の角帯です・・・)

浴衣をたまに着ると、
どこかの部品が足りないみたいで、
物凄く落ち着きません。

もう少し浴衣は着る機会を作っても
よいかもしれませんね~

人だらけを覚悟しながら、
行ってきます!

2009年07月13日

室町通り、祇園祭らしく。。

IMG_0356.JPG

京都の7月はなんと言っても、
祇園祭です。

今日は、室町通りの写真です。

通れなかったので迂回しました(忘れてました)。
通行止めの看板(写真にも写ってます)。

碁盤の目の京都の街が、通行止めになると、
一方通行も含めて、主要道路は混雑を極めます。
(家に帰るのも大変です。)

この時期(今日くらいから来週の月曜日まで)、
車が入れない所は、お休みを取られる所も多いです。

そんなこともありますが・・・、

反対に、店の前で店を出される所も多くなり、
何より鉾が立っているので、
この時期限定の町並み
になっていきます。

そういう楽しさもあるので、住んでいても、
『まあ一年に一回やしなぁ~』となっています。

来月はお盆休みもありますし、段々ゆっくりした
空気が京都には流れつつあります。

2009年07月10日

この

社内で帯地の配色を見ていました。

経糸だけで、配色を行う織り方で、
配色が難しく、悩んでいると・・・

IMG_0311.JPG
その時に持っていたケルティックの帯留の方に

注意が行っていました。

社内でケルティックの帯留を見せていたら、
なかなかの評判です。
IMG_0314.JPG

帯留をする際には、帯締めは後ろで結ぶので、前にはきません。
このケルティックの帯留なら、代わりの結び目になるので・・・

なるほどです。。

2009年07月09日

ケルティックを形に。

ケルティックの帯を製作していて、
作りたかったものがあります。

それは、『帯留』でケルトの結び目を
モチーフにしたものです。

IMG_0308.JPG
Celtic Ⅲ』 (ケルティック3)

職人さんにイメージを伝えただけで、
どう上がってくるか、楽しみにしていました。

色も、形も・・・

ちょっと鳥肌が立つくらいの出来で、完璧です。。
他にも数柄あり、すべて個性的な帯留となりました。

職人の手で一つずつ製作されるので、
同じ色、形が出来ない所も、この帯留の特徴です。

次回は、一度帯とコーディネートしてから、
お見せしますね。。

2009年07月09日

お財布・

6月の人気作紹介
と思い、集計をしていました。

そうすると、
自分の予想とは違っています。

それは、
最近、『お財布』が人気があります。

予想外と言っては、失礼なのですが、
意外です。

では、なぜか?

と車の横に乗りながら、
その理由を考えていました。

1、プレゼント用に・・・
 『仙福屋』に来店される方の知り合いの誕生日が6月周辺に固まっています。 

2、『仙福屋』自体の認知度が増えた。
 そういえば、皆さんから頂ける声が増えています。

3、夏に着物を着る人が減って代わりに、財布でも?
 これだったら、ちょっと悲しいですが・・・

4、その3つとも全部

さて、どちらなんでしょう?

2009年07月08日

ささっと試し締め。

新しい織物が誕生しました。

この織を作るのに、なかなか京都から
離れられなかった、という曰く付きのものです。

いつも新しい織り方が誕生したときは・・・
『よしっ』という嬉しさだけでなく、
『結べるかな・・・』という不安も沢山あります。

そのために、重要なことが、『試し締め』

ほとんどの場合、ここに来るまでに、チェックを
入れていますので、

ここで『ダメだ~』ということは、まずありません。
が、念には念を入れて、実際に結んでもらいます。

その瞬間です。
IMG_0279.JPG

この後、数秒間の緊張感がはしり、
『いいわぁ』となると、一応の安心です。

この後、しばらく(半日以上)結んでもらい、
感想を聞きます。

こんなことを数度繰り返し、『帯』になります。

今日は、久々に不安が一杯の織物でした。
(相当リスクがある分、面白いモノですよ。。)

今は、結ばれた帯の帰りをちょっと緊張しながら、
待っています。。。

2009年07月07日

着姿を撮らせてもらいました。 ただ。。。

昨日は、着物姿の方をいっぱい見て、
話をさせてもらい、力を頂いてきました。

作り手として、並んでいる帯を見るよりも、
やはり結ばれているのを見るのが一番です。

何人かの方に写真を撮らせてもらったのですが、
あまりにも、手ぶれの写真でした。

『ブログに載せますよ~』と言っていたので、
大変、申し訳ありませんm(__)m
(もう少し、腕を磨きます。)

その中から、2枚だけですが紹介しておきます。
(結構沢山撮ったのですが・・・)

まず、『金魚の帯留+総紗縫』

菊の花が放射線状に広がっている、
ちょっと個性的な柄です。
kinn.JPG
ブルーの花が、『水』のように見えて、
水浴びしているような金魚がとても涼しげです。


そして、
今では、ほぼ織るのが難しい、縞経の紗。
IMG_0236.JPG

経を縞になるように、一本ずつ並べて
整経をしたもので織るのですが、
なかなかこの柄は、染めるのも、
織るのも難易度が高いものです。

今では、ちょっとレアな総紗縫となっています。
(今年、織る予定は無さそうです。)

結ばれている所を見ると、とてもお洒落なのと、
凛とした感じがあって、とても素敵でした。

『結びやすい!』と周りの方に総紗縫の良さを
アピールしてもらっていたのが、嬉しい所です。

周りの反応は・・・
作り手が話すより結び手が話す方が、
何倍も説得力がありました
。。
(ちょっと悲しいですが・・・)

実は、この柄で日傘を依頼していたのが
先ほど上がってきて、これも素敵だったので、
載せておきますね。。

IMG_0257.JPG

織物を使ったとは思えない、
雰囲気と、可愛さがあって、
周りの評判も抜群に良い日傘です。

もう一つ評判が良かったものは、
この白地の日傘で、横段が力強く伸びて、
スッキリ+爽やかな日傘です。

IMG_0258.JPG

少しずつ定着しはじめた『総紗縫の日傘』ですが、
梅雨が明けたら、本番の時期になりますね!
(ショップには今週に上げていく予定です。)

UVカットなどは、既存のモノに負けますので、
皆さん全員にお勧めとは言いませんが、
透け感とお洒落さでは、最高です。

そんなのが好きな人に持ってもらいたい、
日傘です。

夏着物に、颯爽と日傘を持って歩かれる姿、
いいですね~。


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2009年07月06日

今日の羽織。

attached.jpg

東京での羽織です。

織は『紗』で、
色は『紫にの入ったグレー』です。

上に着るので、暑くなるはずなのですが、
見た目は、涼しく本人もそんな気になってしまいます。

夏物はシワいきやすいので、
後の手間がかかりますが、

それを大幅に超える良さがあるので、
夏着物、いいですよ~。

2009年07月06日

ズラリ。

attached.jpg
(null)

2009年07月04日

寝る時に、すること

昨日は、というよりも今年の京都は、
梅雨らしい梅雨で、夜中も温度は下がりません。

さて、昨日は晩御飯なにを食べようか?
と思って、作るものを例のiphoneで探していると、
(ただの新しいもの好きです。)

今日の自分は
『冷やし中華』に惹かれていたようなので、
作りました(作ると言うほどのモノでもないですが)。

IMG_0155.JPG
(盛りつけは、適当なので、写真は小さく・・・)

本当は入れる予定の無かった、
錦糸玉子を配色的に入れてみました。

その後は、早めに寝ました。


いつも寝る時は、
メモか何かを枕もとに置いておきます。

寝るか意識があるか、ギリギリの時に、
『あれは、明日やったらどうやろう?』
とアイディアを思い付くことが多いです。

その時、『もう明日にしよう~』と、控えないと、
完璧に忘れるので、とにかくメモに残します。

他のパターンとして、寝ている最中、突然起きて、
書いて、再び寝る時も同じです。

下のような真っ暗の中、書いていますので、
自分で書いたクセにかなり解読が難しいです。

IMG_0173.JPG
今日の朝に上手く行きました(確率は70%くらい)。

メモでなくて、録音にすると、
今度は寝言みたいに、
聞き取りが不能になりそうですね・・・

こんなことをしながら、作りあげた帯は、
本当に沢山あります。

なんで寝る前が良いんでしょうね?
不思議です。

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