となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 『日記』

2009年03月19日

宝箱?

京都へ帰ってきて、
まず最初にしたことは・・・

長持ちをもらいました。。。

『置けないし・・・』
ということでしたが、

となみ織物・別館の玄関に置いてみると・・・
なかなか良い感じです。

予定では小物置いたり、
帯を置いたりと、堀川通りから見えるように、
と考えています。

Image051.jpg

『でっかい宝箱やなぁ~』

という声もありますが、
れっきとした『長持』です。

Image053.jpg

それと、購入したミニアイロン
当てた袴はこんな感じに。。。
  ↓
Image050.jpg
 ⇒小さくてちゃんとのびてます。

2009年03月17日

しわのばし。

明日まで横浜にいるので、モノづくりは進まないモノの、
次の雑誌紙面上の発表、

デザイン等は決まってきました。

この辺りは、メールでやり取りできるので、
とても便利です。

いつもと違います。

ただ、やはりモニターで
帯の配色はというと、難しい。ですね。。
あいろん
↑モノトーン系はなんとか・・・

昨日は・・・

ちょっと時間があったので、
ほつれた袴を直して(もちろん応急まで)、

念願のミニアイロン買って、
アイロンをかけていました。
あいろん
 →3000円くらい。気持ち安心。

今日、皺の伸びた袴を履くと、
やっぱり気持ち良いですね。

また明日
袴の写真は、アップします~。

今日もよく話したので、
良く寝れそうな日です。。

早くも、おやすみなさい。。

2009年03月16日

頭、整理中。

14日から、横浜にいます。

今日で3日目。

18日に帰ります。

春は横浜に来ることが多そうです。

昨日は一日帯について話をしていました。

帯をいつも触っていて、
身近にあるものなので簡単だろう?

と思っていたし、思われるかもしれませんが、
意外にというよりも、とても難しいです。

たとえば、柄作りのスタート『図案』から
紋図』への工程すら、順番としては、

当たり前すぎて、説明を考えました。


経糸を上げて柄を作る、ために紋図を
作っているのですが、

それを説明するための表現方法が、
考えたことなかったので、足りません。。

絵でしか浮かんでこないものを
口で表現する、難しいです。


もう何日か、京都から離れていますので、
自分の頭内を見直すいいキッカケになりそうです。

2009年03月13日

イメージを伝えるために

イメージを伝えるための撮影をしていたら・・・

Image032.jpg

個人的には、
これだけでいい感じのカットになりました。

今回だけ、大きな変更がありますよ。

2009年03月12日

今の時期には『ラブちゃん』を・・・

今日は、大阪へ行ってきました。

車で東寺の横を通って
Image017.jpg
名神→阪神高速通って行きます。

Image018.jpg

4人で行きましたので、運転は任せて、
私は後ろの座席です。

ある車内の会話。

『今の時期、小物はなにが受けるか?』
というテーマです。

『やっぱり、ホワイトディやし、それ関係!』

『うちにある小物やったら、何やろなぁ?』

『懐紙入れ?』
0593_01.jpg

『日傘?』
唐長 日傘


『草履?』
0681s_01.jpg

『もらったら、嬉しいやろうけど、
 ホワイトディ!という必然性がないよ』

沈黙の後・・・


『じゃ、ラブちゃん!』

『???』
と知らない人もいました。。。


確かに、この帯締めは、そういう
イベントごとに結んだり、もらったり、

すると嬉しいかもしれませんね。。。
Image021.jpg

Image024.jpg
せっかくなので仲良く2色結んで、
並べてみました。


そんなこんな話をしている
道中だったので、

行き帰りは『あっ』という間でした。

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2009年03月11日

今日一日。。

昨日は、日帰りで京都⇔横浜行ってきました。
相変わらずの人ごみに酔ってきました。

Image010.jpg

線路を見ていたら、線路とそこに至るまでのタイルが
横段の柄に見えたので、写真に撮ってみると・・・、

やっぱり横段です。

花粉症の薬を飲んでいるため、
頭ボーっとしながら、

『帯には、ならないか・・・』と自分の中で納得しながら、
新幹線を待っている京都駅でした。


今日は、
京都にいて昔製作した柄をリメイクしています。

リメイクと言っても、
今では、織ることのできない織の柄ですので、

今の機で織れるものへ、していく作業、
+私らしくするために、というモノづくりです。

ある意味、新柄を作るよりも労力の掛かることが
多いです。

今日は主に帯の配色を見ています。
大昔の図案ですが、新鮮さがたっぷり感じられます。

今の所、こんな感じに上がっています。
Image010.jpg

他にも、
Image013.jpg

糸屋さんと話との話の中から出てきた、
使いたかった素材もあります。

織ってみると、意外に固く、
『鉄板みたい・・・』と、心の中で呟いていました。

まずは、触った風合い、結んだ感じ、
後ろから見た張り具合など、

これから試行錯誤がかなりの部分で、
必要かな、という状態です。

この辺りのモノづくりが、可能かそうでないかの
瀬戸際ですので、モノづくりとしては楽しいところです。

もし完成まで到達した時は、また紹介します。
その時のタイトルは『鉄板から絹の風合いへ』

というタイトルで登場する予定です?


さらに、新しい春らしい、
千鳥の『花緒留』も出てきましたので、

それを見て、春を感じながら今書いていました。。
(今日の京都はものすごく寒いですが・・・)
Image014.jpg
 ↑ 撮影した時に出来た影が、雲のように見えて、
   飛んでいるように見えました。 

2009年03月09日

思い出しながら・・・


何度目かに触れる
京都シティハーフマラソンについてですが、

こんな風に載りましたので、
京都 マラソン.jpg

 ↓右下部分です。
京都 マラソン (2).jpg

とても多くの方に声をかけて頂けました。

どんな風にご協力したのかは、
パッと見ただけではわからないので、

『ゴールテープですよ』と言って
『あ~。なるほど、となみさんらしいですね~』

という感じです。

着物の業界と違う所で、
そんな風に言われるのも、なかなか良いもんです。

普段、京都で生活していて、

『市内のマラソン』と聞くと、
京都の北と南が分断されて、

無意識に
『その時間は外に出んとこ』
と思いがちの人が多いと思いますが・・・

今回は、楽しみでした。。


さらに、
『和』とは関係のない話ですが、

最近、様々な人にあって
かなり苦手だった英語に興味を持っています。


なぜかというのは・・・

もう少し自信を持ってから
書きたいと思います。

ただ、昔は
辞書引くのも好きではなかったのに、
今は喜々としながら引いています。


そういえば、昔子供の時も、
『帯が好きか?』と聞かれたら、

簡単に『好き!』とは言えなかったので、
それとよく似ているなぁ、

と思いながら、書いています。


今日は、
新しく出来たバッグ置きを眺めながら、
思いついたこともありますので、
(帯の柄です)

Image004.jpg

今日は、モノが出来そうな、出てきそうな、
何かしたい一日でした。

バッグだけもザーッと並べて見ると、
刺激を受けます。

2009年03月07日

今日と昨日の着物。

昨日は唐長さんの当主夫妻と
お食事を行いました。

090306_1807~0001.jpg
木屋町にあるこんな雰囲気の所です。

風情のあるお店で、すぐ近くに鴨川も
流れています。

お二人の話はいつもながら、お話を聞いていると
静かな佇まいの中に力を感じます。

6時半からでしたが、あっという間に、
終わり、私にとって、素敵な言葉を様々頂きました。

力になります。


私が着て行った着物は、やはり南蛮七宝に、
羽織は茶色のお召を着ていきました。

Image006.jpg
↑羽織です。羽裏も好きです。

茶に濃い茶でしたが、
綺麗にはまりました。

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2009年03月06日

ものすごく小さくしてみました。

『仙福屋』の新しい組として、
『洋角』が組上がってきました。

特徴は、『チビ房』です。

『仙福屋の帯締め』の特徴の一つは
『撚り房』にあります。

その房を思いっきり小さくしてみました。


今回は、『チビ房』と呼んでいるのですが、
撚り房の量を減らしさらに短くして、


仙福屋のオリジナルという雰囲気も出て、
中々かわいらしいです。

090305_1704~0001.jpg
ちなみに、これだけ違います。

090305_1655~0001.jpg
源氏組

3色ありますが、真ん中のラインと配色で、
帯のアクセントになります。


090305_1707~0001.jpg
洋角組

こちらも3色です。
真ん中とのグラデーションが良い雰囲気です。

春らしい小物がそろってきました。
来週くらいにアップできそうですよ!


2009年03月03日

篳篥(ひちりき)入れ。

以前、『笙袋』を紹介しました。
http://senpukuya5.seesaa.net/article/77828494.html

人気!とは言えませんが、

『こんな帯地で製作してほしい』等々
様々なお声を頂けます。

今回は、それだけでなく
『篳篥』:『ひちりき』袋の試作を製作しました。
IMGP1663.JPG

笙は、天から射し込む光
竜笛は、龍の声

そして、篳篥は、地にある人の声
と言われています。

このアイテムも、大人気にはならないと思いますが、
『仙福屋online』にはあってほしいモノです。


『帯地を使って包む』
というのは
この袋もそうですし、

『バッグ』、『懐紙入れ』、『カードケース』、
ある意味光を上手く包む『日傘』。

製作して完成したものを使うと、

作り手の気持ちが伝わってくるのか
心地よい安心感が漂っています。

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