となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 『日記』

2008年12月22日

突然年末の雰囲気が漂ってきました。

となみ織物、今年最後の週です。

先週までは、ただの12月でしたが、
今は年末感が漂っています。

一年に一回の年末(?)なので、
節目としてはとても大事ですが、

困ることが一つ。

それは、モノづくりです。

周りの空気がいつもと違うと、
いつもと違うアイディアが出てきて、
新しいものが出来そうになります。

その時に、形にしようとして、
例えば試験織を織ろうとすると、

『来年まで上がってこない・・・』

日数的にはわずか数日なのですが、
結構、気持ち的に悲しくなります

そうならないように、モノづくりの空気保存のため、
メモ、写真やボイスレコーダーに頼っています。

なかなか成功していませんが、
今年の越年しそうなモノづくりは、

現場を動画に撮ってみようと思います。

空気は難しいかもしれませんが、
今までよりはマシかな?と期待しています。

越年候補としては、この夏物です。
画像-85.jpg
さてどうなるか?

あまり楽しみにしたくないですが、
楽しみです。


2008年12月20日

半日かけて。

今日は、会社自体は休みなので、
ゆっくりモノづくりの打ち合わせをしていました。

今回は帯ではなく、小物です。

書きためたメモを引っ張り出してきて、
少しずつ解きほぐして、形にしていきます。

今製作しようとしているのは、
『ショール』です。

『仙福屋』で作ったのが、評判が良く、
まだ種類が少ないので、バリエーションを増やしたい
思っていました。

周りの話を聞いていると、

『ショールは何枚持っていても良いよ~』
という声も多いです(なかなか男にはわからない感覚です)。

現在、形になりそうなのは、絞りを使ったもの
と、
メーカーしか絶対に出来ないものです

今まで製作したものを前に置きながら、
肩にかけて、鏡を見ながら想像していきます。
(少し変な光景ではありますね~)

こんな時間は、通常の営業日では、
取れていなかったので、本当に貴重です。

完成を楽しみにしていてください。

2008年12月18日

東京⇒京都

月曜の昼から、つい先ほどまで、
東京へ行ってきました。

その東京で、

うちのベストスタッフのコーディネート
(という言い方は失礼かな?)です。
081217_1014~0002.jpg

帯を作ったどうのこうのよりも、
紬の着物との合わせ方に目を奪われます。

製作した帯が、イキイキとしているのを見れるのは、
とても嬉しいです。

さきほど、その東京から

帰ってきたばかりですが、

初めての所でもあったので、


迷いに迷って、3日連続同じ場所行っても、
一度目よりも2度目と、さらに迷いました

その上、
081216_0854~0002(2).jpg

変に新しい道を通ろっと~。
とするので、一向に道も覚えられないようです。。

東京へ行くと
普段は碁盤の目の上に住んでいるなぁと、
つくづく感じます。

そんな事も含めて

行って良かったなぁ。。

と思い、京都にいます。

今回も、
モノづくりのアイディアを沢山頂けましたよ。。

2008年12月16日

答えは、『SIPPO!』

昨日の帯意匠の答えは・・・
 ⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/111259722.html

正解は、ニワトリです!

081216_0956~0001.jpg

と言っても、

『???』

となるかもしれません。

正確な答えは、

ニワトリの『尻尾』です。

若冲が生涯書き続けた作品の中でも、
モチーフとして代表的な『ニワトリ』

尻尾です。

こんな尻尾とか
081216_0957~0002.jpg

こんな尻尾とか
081216_0957~0003.jpg

こんな尻尾です。
081216_0957~0001.jpg

小物にも、いいかなぁ~。
と一人、尻尾を見ながら考えています。。


2008年12月15日

待望の柄。

にらめっこしていた糸を使い

織り上げた組織
織
↑こんな織です。


それを使って、織り上げた柄。
画像-0068.jpg
が上がってきました。

ある意味、待望していたものです。

さて、
何の柄に、見えますか?

2008年12月14日

整理なのに、時間をかけて。。

今日は、一日中整理をしていて

その流れで着物も整理していました。

無地の着物です。

画像-0072.jpg

最近、仕立てしたものですが、
よーく見ると、、、

八掛は、長襦袢を使ったものです。

飛び飛びの水玉柄で可愛らしさと、
表の藍の無地のシックさと対を成しています。

自分の着物ではないのですが、
センスいいなぁ~。

としばらく眺めていました。

と、多分書類の方が十何倍も多いはずなのに、
少ない着物の方が、何倍も時間がかかっています。。。

2008年12月12日

新しい作り方?

今日は、京都です。

といえば、モノづくりです。

社内で気が付いたら、
糸とにらめっこしていました。
画像-0070.jpg
 ↑ この糸です。

普段、あまりしないことで、

周りから『なにしてはるんですか?』
と聞かれた時には、

『新しいモノを製作するための、新しいモノ作り』

という分かったような分からない、
返事をしておきました。

写真の糸は、練り方を変えた糸で、
触った感じ、少し堅さを感じるモノです。

使い方によって、地風を変えることができるのですが、
使いすぎると帯地のしなやかさが変わってきます。

匙加減が微妙で、今作りたいモノには、
微調整が必要重不可欠な要素になっています。

今から、試し織の連続です。

※昨日のノーベル賞の記事は、
 書くまでもなく、社内では話題になって、

 色々な所から、集めていました。。。
 (社内も盛り上がっていたようですね。。)

2008年12月11日

ノーベル賞。

ある所から、聞いていましたので、
楽しみにしていたことがありました。

それは、
ノーベル賞の授賞式で、となみ帯を結ばれる、
ということです。

『大場松魚の世界』の紹巴引箔で織り上げたものです。

見つけた記事は、ほんの少しですが、特徴的な柄ですので、
それでも、よくわかる帯です。
 →記事はこちら

どのような状況でこの帯を選ばれたかは
わかりませんが、とてもうれしい事です。

できれば、ストックホルムの現地で歩かれている姿、
見たかったなぁと思いながら、しばらく想像していました。

また他にも記事がありましたら、教えてくださいね。


タグ: ,

2008年12月11日

こんななりました。。


『こんななりましたが、どうですか?』
093610122008.jpg←この柄は覚えていてくださいね

しばらく出張に行っていますので、
配色した新しい柄の試験織が、メールで飛んできます。

色目はどうしても写真なので、
ずれていると思いますが、

出張に出る前の配色を想像しています。

ただ、どうですか?

と聞かれると、もう少し濃くとか薄くとか、
なかなか返事難しいですよね。。。

それでも、図案から上がってきた織物を
(絵から織りへ)

いち早く見れるのは、嬉しいです。

明日帰りますが、
また京都に帰る楽しみが増えました。。

2008年12月09日

移動してきました。

今いるのは、函館です。

函館

ほんの少しだけの滞在ですので、
ちょっと歩いてみました(と言っても一時間)。

函館といえば、『五稜郭!』
もちろん前にも来ています(一年半前)。

目的地がその五稜郭の近所ですので、
タワーを見ながら、歩いていました。
081208_1542~0001.jpg

意外にも、京都よりも暖かいので、
快適に歩けましたが、

迷いました。。。
(上の写真は、その真っ最中です)

毎度のことなので、

『タクシーで行くかか目的地付近まで
 迎えに行きますよ!』

と言われますが、
歩いて行ってやっぱり迷っています。

誰もが認める
方向音痴というやつですね。。。

また、すぐ移動しますので、
次もまた迷うだろうなぁ・・・

前の10件 63  64  65  66  67  68  69  70  71  72  73

カテゴリ

バックナンバー

  • 仙福屋宗介
  • 仙福屋宗介
  • 仙福屋宗介

となみ帯

Facebook

LINE@はじめました
友だち追加

新着記事

五代目日記2冊目は、こちらです。 ⇒http://www.kyo-tonami.com/godaime2/…

今日が2016年の最終営業日でした。この一年、本当にあっという間でした。 年末のモノづくりは抑え気味と言いながら、今年も最後…

来年に力を入れていきたい、襦袢があります。さざ波の様な細かなシボが、生地全面に入った、手触り風合いの優しい白生地を使います。(生…

2ヶ月に1度位の割合で着物姿を撮影しています(前回は月心寺)。今回も本社向かい、徒歩3分圏内での撮影でした。 天候は曇り、たまに…

今年中には間に合いませんでしたが、間もなく完成の帯揚げです。 帯の意匠を使い、帯揚げらしく修正を掛けた図案の段階です。 ここから…

携帯サイトのご案内

QRコード

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...