2008年11月25日
帰ってきました。
京都へ帰ってきました。
真冬から、秋と季節が戻り、京都とは観光客で一杯です。
ちょっと不安と楽しみだった、紅葉もまだまだ残っています
ので、嬉しいです。
一週間、出ていましたので、
モノづくりで止まっていたモノや、
目出し(試験織)の段階のモノなど、
今日は一日中、バタバタしています。
モノづくりの経過は、ちょっと落ち着いた頃に、
またお知らせしますね。
雪を見なくなって、ちょっと寂しさも残る京都です。
となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。
五代目日記 > 『日記』
2008年11月25日
京都へ帰ってきました。
真冬から、秋と季節が戻り、京都とは観光客で一杯です。
ちょっと不安と楽しみだった、紅葉もまだまだ残っています
ので、嬉しいです。
一週間、出ていましたので、
モノづくりで止まっていたモノや、
目出し(試験織)の段階のモノなど、
今日は一日中、バタバタしています。
モノづくりの経過は、ちょっと落ち着いた頃に、
またお知らせしますね。
雪を見なくなって、ちょっと寂しさも残る京都です。
2008年11月21日
外は寒いので、
首を引っ込めて・・・
と共通点があったのか
『亀図』と目が合いました。
特に、この一匹の亀と・・・
伊藤若冲は、自身の作品の中に
自画像を入れていることがあると、
何かの本で読んだとことがありますので、
もしかして、この亀なのかな?
と思っていたりしていました。
今は、帯を並び替えながら、
ゆっくりと帯を見ていて
こんな時間があったのが、久しぶりの感じがします。
外は、雪がチラついて、
窓は開けていませんが、風情があります。。
2008年11月19日
旭川から日帰りで札幌へ。
うちのスタッフと早朝電車へ乗り、
1時間30分前後で、行ってきました。
一緒に行ったのが、
ほぼ北海道初スタッフだったので、
『北海道は思っているよりも広い話』をしながら、
(北海道の皆さんすみません、2人とも京都人なので。。)
あっという間に札幌へ。
一仕事をして、
夕方には、再び旭川へ
今は、雪が降っています。
今日の昼に、
雪輪は『夏の涼』を求める柄でもありますよ、
という話をしていたので、
寒いながらも、雪が降ってきても、
ほんの少しだけ、
『雪や、やった・・・』
嬉しい気持ちになります。
今の間で、帯作りができそうなんですが、
明日『こんな感じ図(図案の前の段階)』を製作したいです。
先ほど、街の中の温度計を見ると、
-1℃だったので、明日の朝が楽しみです。
そんな日は、早く寝たくなりますね。。
今日の晩御飯は『ザンギ』です。
2008年11月18日
一年ぶりに、
旭川へやってきました。
旭川 2℃
京都は+18℃でしたので、
とても寒いです。
しばらく滞在したいと思っていますので、
風邪引かないように、慣らしていきたいと思います。
旭川のために、羽織は先日作った、
漆加工の入ったものを羽織っています。
とても生地が厚いので、どこで着るかな?
と思っていましたが、とうとう着る機会がありました。
いい感じです。
⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/101124718.html
いつもと違う空気を吸って、帰りたいと思います~。
2008年11月15日
先日、見せてもらった『いいものモノ』です。
という感じでしたが、説明を受けると、
実は、とても拘りがあります。
↑ 中はこんな感じで、三つのパートに分かれています。
柄の札が2枚、それの説明文が1枚。
その説明文も
『柄の名前』⇒例えば、麻の葉。。
『柄の説明』⇒大麻の葉が・・・
というようになっていて、もしカルタ取りする場合は、
『初級者は、柄の名前で。
上級者は、名前を聞かず説明文で当てる。』
というようなことが出来そうです。
どちらが難しいかは、柄によって変わりそうですね。
他にも、
小紋柄札が二枚入っていますが、
その柄は、同じでも配色と柄の大きさが違う。
小紋はシンプルな柄が多いので、配色を変えると、
与える印象がガラッと変わるのが良く分かります。
(あまり着物に詳しくない方でも配色の楽しさが伝わります!)
細かい所では、
一つ一つの札の角が丸くなっている、など。
柄の中には知らないのもありますし、
ざーっと見ているだけでも、楽しいです。
この『小紋文様』の他にも、
代表家紋のかるた、稀少家紋のかるた、源氏香のかるた。
と合わせて4種類あります。
最初は、小紋文様だけでいいかな。
と思っていましたが、
やっぱり、思わず全4種類買ってしまいました。。。
見ていて楽しいので、思わず人にも勧めそうになります。
『仙福屋』スタッフ内でブームになりそうなので、
SHOP内に置いても良いかもしれませんね。。
2008年11月14日
2008年11月12日
再び、
今日も唐長さんへお邪魔させて頂きました。
今まで見せて頂いたことのないモノやコトもあり、
しかも2日間、たっぷりと力を頂けました。
非公開の場所へも入らせてもらいました。
いつ見ても、気分が落ち着き、
気が付くか付かないような繊細な『からかみ』と、
メリハリの効いた『からかみ』、見渡し、じっとしていると、
いつの間にか時間が過ぎています。
普段生活していて、思うのが『あれ、帯になるかなぁ』と
思いながら、自然にモノを見るようになっていることがあります。
ただ、唐長さんのからかみには、
『帯にしたい!』と自然に言いたくなるような
柄全体から呼ばれているような気がします。
今、唐長さんの柄で数柄、織へ製作しているモノ
があります。
それらの柄もそうですが、あまり気負いせず、
感じたままのそのままで、シンプルに、
織にしたいと思います。
一緒に行かれたお客さんも、感動されていたので、
行きの社内と帰りの社内とは、温度の差があり、
本当にお連れして良かったと思いました。
小物用のからかみですです。
襖用はさらに何度も重ねて、色が置かれるので、
もう少し深みがあります。
ただ、このからかみでも、地の色と柄の色
(和紙と染料との)境界線が素晴らしく、味があります。
瓢箪も紅葉も、その間の空間もほんとに良いです。
(文字での表現はムズカシイ。)
明日から、帯作りできそうです。
タグ: 唐長
2008年11月11日
午前中は唐長さんの修学院工房へ。
そこで、
たっぷりとお邪魔させてもらいました。
お客さん一緒にでしたので、
いつもとは
力を頂いてきました。
10代目と現当主11代目の『桜』版木を使った作品を
見せてもらいました。
全く同じ版木でありながら、普通からすると繊細な色目で、
受ける感じや持っている空気、柄まで異なって見える。。
そんな世界にひたってきました。
もちろん、帯の配色も繊細な色目ですが、
製作しているモノが異なると、やはり刺激を受けれます。
今年のモノづくりは、『尖り』
というのをテーマにしていました。
来年テーマにしていきたいモノづくり、
この辺りにヒントがありそうです。
今日行かれた方の中には
南蛮七宝の八寸を結ばれた方もおられましたが、
(まだ、一部のみの発表です。)
着姿を見ていると、唐長さんの版木で生まれた柄との
からかみと織と対比で、モノづくりができそうな
そんな気持ちになってきました。
夕方、そんな一日の目を持って、外を見ていると、
何となく、赤みが差しています。
そして、振り返ると・・・
少し社内で話題になるほどの夕焼けでした。
目が色に敏感になっていましたので、
さらに綺麗に見えます。
ちょっと疲れていたので、癒されました。。
2008年11月10日
以前、革の風呂敷に包まれていた紋図、
⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/108403190.html
その柄が一本織り上がってきました。
『伊藤若冲の世界 鯉図』
遊びが必要と思いましたので、逆さに、柄付けしてみました。
(お太鼓はもちろん、反対ではないのですよ~。)
この帯を知らないうちのスタッフが見た時は、
『えっ』ビックリしたようです。
柄的に、帯を並べた時、
ただ、単に反対向けに柄が付いている、
と言ってしまえばそれだけですが、
何か不思議な感覚が味わえます。
浮遊感みたいなユラユラとした感じです。
織は、総紗縫に続く軽さのもので、少し透け感もあり、
地はザックリとしたものに仕上げていますので、
お洒落な着物全般に結んで頂けます。
グレー、黒、白、ベージュ+それらの中間色で
織りあげていますので、奥行きもあります。
個性的な柄ではありますが、愛嬌のある鯉は、
意外に多くの方に結んでもらえそうです!
この帯は、細かい所に注目してもらいたい帯です。
(鯉が、ドンと飛び出てくるようなイメージで織を工夫しました。。)
タグ: 総紗縫
2017.01.03
五代目日記2冊目は、こちらです。 ⇒http://www.kyo-tonami.com/godaime2/…
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