となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 『日記』

2008年09月01日

マイブーム

カフスボタンが周りで密かなブームです。

『仙福屋』でも、

硝子のものもそうですし、
帯地を使ったカフスも人気があります。
3.jpg


カフスボタンの付かないシャツを着ている人は、
シャツを買ってみたり、と意外に真剣です。

080830_1450~0001.jpg
⇒人の手(袖)を借りて、撮影。

西陣と言っても毎日着物で仕事というと、
難しい人も多いです。

その時に、スーツに角帯をするわけもいかないし、

何か自社のモノをつけたい!
(大体は、カードケースを持つことが多いです。)

と昔から声がありました。

そんな要望にちょうど合ったモノ、
だったのかもしれません(あくまで、社内のですが・・・)。


今は、周りにもじわ・じわと飛び火していますので、
もっと大きなブームになったら、

面白いですね~。

2008年09月01日

日曜日は、紗の羽織で

親戚の結婚式へ行ってきました。

前日・前々日と雨続きだったのですが、
当日はとてつもなく晴れました。

080831_1600~0002.jpg
(大文字も賀茂川の向かいからでも、くっきり見えます。)

さらに時間が経つにつれて、
雲が消えて行き・・・
   ↓
080831_1602~0001.jpg
快晴です。


当の結婚式はというと、
8月31日という際どさもあってか、

男性で着物の方は、残念ながら見かけませんでした、
(女性は思ってたよりも多かった。)

お陰でとても目立ちました。
080831_1102~0003.jpg
紗の羽織(紫)に、夏お召です。

『写真を撮ってもいいですか?』

と、何枚か撮られながら、

『着物って涼しいそうですよね~』

との声もかけて頂きました。


着物でなくても、昨日は何を着てても暑いのは、
暑いのですが、周りに涼しさを振りまいた分、

『着物の勝ち』と、自分の中で納得していました。


時々は日陰に避難しながらですが・・・

とにかく雨、降らなくて良かった~。
080831_1213~0001.jpg
日陰にいた、アヒル?

2008年09月01日

日曜日は、紗の羽織で

親戚の結婚式へ行ってきました。

前日・前々日と雨続きだったのですが、
当日はとてつもなく晴れました。

080831_1600~0002.jpg
(大文字も賀茂川の向かいからでも、くっきり見えます。)

さらに時間が経つにつれて、
雲が消えて行き・・・
   ↓
080831_1602~0001.jpg
快晴です。


当の結婚式はというと、
8月31日という際どさもあってか、

男性で着物の方は、残念ながら見かけませんでした、
(女性は思ってたよりも多かった。)

お陰でとても目立ちました。
080831_1102~0003.jpg
紗の羽織(紫)に、夏お召です。

『写真を撮ってもいいですか?』

と、何枚か撮られながら、

『着物って涼しいそうですよね~』

との声もかけて頂きました。


着物でなくても、昨日は何を着てても暑いのは、
暑いのですが、周りに涼しさを振りまいた分、

『着物の勝ち』と、自分の中で納得していました。


時々は日陰に避難しながらですが・・・

とにかく雨、降らなくて良かった~。
080831_1213~0001.jpg
日陰にいた、アヒル?

2008年08月30日

引き続き縞作り。

ただ今、

縞柄を作っています。 
 http://senpukuya5.seesaa.net/article/94129668.html


そこで困ったことがありました・・・。

経を染めている間に、その上に載せる、
と決めていた柄のイメージがずれてしまったことです。

IMGP0903.jpg
あまりこんなことは無いのですが、
ずれてしまった以上、織るわけには、いかないので

経を抱えたまま、今日一日悩んでいます。
(織るとチグハグになってしまいます。)

頭の中では、
新しい・素晴らしいものができていたのですが~。

う~ん

織り上がりまで、
無事たどりつければ紹介しますね~!

2008年08月29日

自分の使うもののモノづくり。


『自分の使うもののモノづくり』ということで、
(感情移入がし易いので、良い面も悪い面も・・・)

何年も前から続けているものに、

『角帯作り』があります。


まあ、角帯と言ったら・・・

『こんな感じ』

という漠然としたイメージがあるかもしれません。

当面の目標は、そこから脱出できるモノづくりです。

そんな目標に近いものが、最近出来始めています。


 例えば、『南蛮七宝』の角帯
  ⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/105060222.html

 これに関しては、織り方も完成度が高いので、
 商品としても完成
です。


他にも、
南蛮七宝と同じく『唐長』さんの柄で製作しています。

数百年、淘汰されずに残ってきた柄ですので、
これ以上ないシンプルさの中に、

何か惹かれるものが潜んでいます。

柄は、申し分ないので、織り方を様々、考えていました。

仕立て方等々も悩み悩み工夫して、
ほぼ完成したのが、

こんな感じに仕上がっています。↓
角つなぎ 角帯
と、これが角帯完成品だと、
思われるかもしれませんが・・・


実は、裁断した裂地です。

↓ すみません<m(__)m>
角つなぎ 角帯 裂
(手のひらサイズです。。。)

本体?の方は、現在最後の手直しのため、
今は手元にありません。


もう少しで、このシリーズの形ができそうです。

できれば、角帯だけのお店を作りたいですね~。
(とてもニッチですが、楽しめそうです。。)

タグ: ,

2008年08月28日

カエルと同じく、じっと見つめる。

以前もちょこっとだけ、話に登場した帯、
 ⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/103757949.html

先ほど、ほぼ形が完成しました。

伊藤若冲


もう少し配色は触りたいので、
まだ今のところ、引いた写真です。

とにかく、シンプルな配色です。

ベージュ+白+グレー+墨色

+それらを混ぜた色。

+経糸の上げ方もそれに加わり、
配色を作っています。

パッと見た目はシンプルですが、

『伊藤若冲の世界感』を表現するというのが、
テーマですので、こだわっています。


また、夏でも結べるようにと、素材・織り方も意識して、
変化させているので、

帯が何本も並べた中に入ると、目立つ帯になりそうです。


発表自体は、まだまだ先にはなると思いますが、
このシリーズで数柄が、『案』の段階から進み始めたので、

すべて完成するのを楽しみに、
モノづくりしていきたいと思います。


製作する際、伊藤若冲の絵や画集をじっと、
見続けているので、

その度に、若冲にハマりつつ、
モノづくりの難しさを感じる
日が続いています。

2008年08月28日

まずは、CM


Leaf (リーフ) 2008年 10月号 [雑誌]


恒例のリーフに、極細の帯締めプレゼントを
載せています。

でも単衣でもでも使える帯締めで、
ちょっと変わった風をしているので、

個人的には、好きな帯締めです。
↓ こんな感じです。

もし、興味のある方は読んでみてください。

『仙福屋』でも並べています。

 ⇒『極細の帯締め』

2008年08月27日

撮影中。

最近は、毎日のように京都の本社では、
撮影しています。

こんな感じで ↓
080822_1550~0002.jpg

この時は、新しくHP上に載せるモノ用撮影なのですが、
周りには、いつも以上の真剣な空気が立ち込めています。

となみ織物では、現在、雑誌を中心とした、新作の発表
が大多数です。

そして、やはり雑誌で見せる『帯・着物』というと、
イメージはどうしても固くなりがちです。

そこで、雑誌発表はしっかり作りつつ、

今後は、他の媒体も増えていくと思いますので、
その場合は、ちょっと崩しに掛かりたいと思います。
(できれば、色んな角度視点から、帯や着物を見てもらいたいです。)

スタッフ内の当面目標は、

皆さんに『面白いこと考えるよなぁ~!』
と呟いてもらえるようなもの、ということになっています。

やりすぎや失敗もしつつ、形として、
新しいものも出てきていますので、個人的にも楽しみです。

撮影したりしながらでも、帯の案がでてきますので、
モノづくりにも結構いい影響もあるようです。

レンズを通すと、多少客観的に帯を見てしまったりするのが、
いいのかなぁ?

2008年08月26日

岡崎の・・・

080826_1030~0001.jpg
今日は、岡崎にある・・・


080826_1000~0001.jpg

細見美術館へ行って、今帰ってきました。
 (良く行きますし、ここで従兄弟も結婚しましたので、
 縁があるのかもしれません)


080826_1135~0001.jpg
チケットのシールをむねに貼って、中へ入ります。


ちなみに、今回の展示場はバティックでいっぱいです。

しばらく、展示場にいる間に眺めていました。

主は、展示物を見に行ったのではないのですが、
何か生地や色目を見ていると、

帯に結び付けてしまって、本題は置いておいて、

『この色よりも、もう少し濃くして、この色は・・・』

みたいな会話(自分の中で)が繰り広げらます。


本題が終わり、帰ってくると、

『えらく大変だったのですが、作ってみました。』

と目の前に、試作のカフスが上がってきました。

080826_1310~0001.jpg
前回の硝子を使ったものとは違い、
今度は帯地を使ったモノです。

これもまた面白いので、
しばらく付けてみて、周りの評判を聞いてみたいと思います。

もし、良ければ、
製作のプロへ依頼してみます。


他にも昨日、面白い話も頂いたので、
今から拘りつつ、急いでモノづくりをしたいです。

大体、こうかな?というのが固まっているので、
今から形にします。。。

2008年08月22日

と、『木田安彦の世界』


『美しいきもの』の
『伊藤若冲の世界』に対して、


『きものサロン』では、

kida120080821174726349.jpgkida220080821174730831.jpg

です。

作品は、すべて木田先生の監修を受けており、
今までのとなみ帯とは、また違った趣を持っています。


ある帯は
引箔の使い方、その色目が・・・

隣の帯は、
一色一色の使い方・・・

他の帯は、
織りで表現する線の迫力さすが・・・

と、私も勉強になることが凝縮された帯です。

基本的に、となみ織物の本社しか置いてありませんので、
なかなか見れないものですが、

この帯は、今後木田先生の個展・作品展等で、
本社を離れて、日本を一周することもあると思います。

そんなスペシャルな帯です。

現在のところ、

生産数を限定しての受注を受付けていく、
予定です。

となみ織物HPでも、
紹介ページが充実していくと思います。
 http://www.kyo-tonami.com/gallery/artists/kida/index.html


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