となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 『日記』

2008年07月07日

七夕というと・・・


今日は、七夕ですね~。

ただ、残念ながら

京都は、曇っています。


こんな時にしか、

意識して星を見上げるというのがないので、

晴れてほしいな、と思っています。

そんな日なので、

『七夕、の帯!』を探してみました。


が、

なかなか思い当たらないので、

今日は、こんな帯を紹介したいと思います。

とても人気の高い柄の一つです。


『星座の柄』
星座柄3

少し変わった柄ですが、

これは中国の星座を元に、

帯の意匠としたものです。


アップしてみると、この様な感じです。

神秘的な感じの受ける曲線が印象的です。
星座柄

金糸も少し入れて、
(金は極力光らない。)

全体は白に近い薄グレーでまとめています。
(単衣にも結べる、使い勝手のいい帯になっています。)

今日が、このまま曇りだったら、

今年は、代わりに

この帯を眺めておくことに、

しておきましょうか~。

そして、

上の帯を参考にして、

今新しく出来上がりかけの、

この組織(生地)が上がってきました。

星座柄2
(見本裂)

手に持って、質感を確かめたり、

透かしたりすると、新しい感じが漂ってきます。


まだ、一手間、二手間加えないと、

完成とは言えませんが、

もう一息です。

2008年07月07日

mmm

先日、

新しい帯締めの組の打ち合わせをしていました。

組見本

2008年07月05日

鯖の煮込み

普段の昼食は、

社内で食べています。


今日は、気晴らしを兼ねて
(本当は仕事のついでに。)

上賀茂神社の近所で『鯖の煮込み』

食べてきました。地元では、有名なお店です。


ですので、タイトル通り、

捻りもなく

『鯖の煮込み』です。

鯖の煮込み
一番奥に隠れているのが、鯖です。

もちろん、

『鯖の煮込み』だけの用事で行ったわけでは、

ありませんが、

自分の文章を見ていると、

それだけに見えてしまいます。


他にも

神馬堂で焼餅。


仕事のついでに、

寄った方が、ネタになりました。

2008年07月04日

新しい素材を手に入れる。

まだ、企業秘密なので、詳しく書けませんが・・・

ある人と、フトした話からできた素材です。

紬

業界は、違うのでモノ作りに困った時は、

そこへ入り浸ります。

そのおかげでできたモノも沢山

あるので毎日感謝です。


上の生地は、帯ですが、

様々なモノに使いたいと思います。

まず初めは~・・・と

考えているものがあるので、

それを職人さんに試作を頼んできました。


上がってきたら、

まず、ここでお披露目しますね。


個人的には、必需品なので、

着物を着る方には、喜んでもらえるはず!

と、自信をもってます。


試作第一号は、プレゼントとしたいので、

お楽しみに~!


2008年07月04日

新しい素材。

新しい素材です。

紬

2008年07月03日

白クマとピンククマ

遠くから、聞こえる

『キャー、可愛い!』

という声。


なにかな?と思ったら、

新作の花緒留めでした。

すでに、花緒留めでは無くってそうですが・・・


総紗縫の帯地についた。クマ

『花緒留めベアー』という名前では、

単純過ぎますね~?
花緒留めベアー

草履につけて見ると、

草履よりも目立ちそうな、花緒留めでした。

私からは、まず出てこない、発想です。

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2008年07月02日

花緒留めのプレゼント!

leafでプレゼントしている花緒留めです。

『仙福屋の花緒留め』

脱いだ草履や下駄の鼻緒に付ける。

①お洒落で可愛い。

  ②バラバラにならない。

        ③脱いで置いておいた草履が、
見つかりやすい.

という良いことがあります。


今からの季節、浴衣で!

京都だったら、『鴨川の床』で脱ぐ際に、
ちょっと付けておく、良いですね!


仙福屋 leafプレゼント

2008年07月02日

意外なほどの人気。。


仙福屋の帯締め ムジ
全12色

ただ今、上がりたての帯締めが人気です。

名前は、『仙福屋のムジ』


その名のとおりです。


暑いからか、

シンプルなものが流行っているのか

スッキリしたものが、

定着し始めています。


冠組


この冠組も、根強く人気がありますし、

社内は、ちょっとした無地ブームです。


無地なので、組はしっかり、

色目にも最新の注意を払っています。

メーカーの人と話をしていましたが、

『仙福屋』では当たり前のように、

国産です。

が、

最近の製作される帯締め、

その大部分が、海外産になっていますよ。

と言われていました。


コストは安くても、

着物に使うものなので、

少し悲しい気がします。


2008年07月01日

これ一本で、これが何本買えるでしょう?

なみ織物で着物を扱い始めて、

相当の時間が過ぎています。


本業は、帯屋なので、

何十年と着物を扱ってても

あまり見れないモノもあります。


今日も、

『これいくらだと、思います?』
芭蕉布

と言われて、

『・・・』と言葉に詰まると、
(こういう時は、思いっきり高いか、安いかのどちらかです。)

答えは・・・

『この反物↓、30本以上買えますよ~。』

絹芭蕉


さすがに同じモノ、40本はいらないですが、

そう聞くと、輝いて見えます。
(すみません<m(__)m>)
芭蕉布 反物

『大体、三百数十万~四百万位じゃないか?』

とのことですが・・・


本物の芭蕉布ですので、

手で芭蕉の繊維をつないで、織っていく、

気が遠くなる作業からすると、頷けます。


よーく見ると、手でつないだ、

節がいっぱい見えます。


味いっぱいの織物です。


2008年06月30日

刺激


日曜日は、
土曜に書いていた『展示会』に、

朝からずっと居座っていました。


仲良くしてもらっている小物屋さんなので、

客半分・お手伝い半分、

そんな感じの一日です。



帯を中心にモノづくり、小物も製作というのが、

毎日の生活ですが、一日中小物屋さんに居ると、

大きく刺激を受けました。


例えば、

見たことのない、バッグの形やショールなど

知らないモノ大量に囲まれていると、

脳がビックリするのと、慣れていないせいで、

じんわりと疲れてきますが、

それ以上に、刺激を受けました。


その小物屋さんは否定しはるかもしれませんが、

そこは、徹底的に寄ったモノを一つは作られるようです。
(帯として織る際には、間違いなく試験裂の段階で止まります。)


昨日の会話では、

『それはないやろ~』

『いや、作りましたよ。』

的なものです。



そんな会話が多い、濃い一日でしたので、


刺激を

帯作りに生かせるようにしていきます。


今日は、
準備できたものを突然、変更して(少し)、

ちょっとキラキラモノが上がってきますが、

多分、

そんな小物屋さんの意識に影響されているのも、

あるでしょうね~。


今日は、面白い素材を持った方が、

午後から来られます。


今の段階では、

帯とはかけ離れていますが、

自分のモノになれば、間違いなく、

絶妙のモノができます。

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